12月9日(火曜日)神岡中学校
平和について考える機会をつくるため、(公財)長崎平和推進協会 継承部会員の三瀬清一朗さんによる被爆体験講話が、神岡中学校と山之村小中学校で行われました。
三瀬さんは、伊良林国民学校5年生(10歳)の時、爆心地から約3.6kmの自宅で被爆しました。爆風で畳が吹き上がり、壁にはガラスの破片が刺さり、外に出ると「黒い雨」が降っていたことなど、当時の様子を語りました。
さらに、救護所となった学校では、1,290人が運ばれ、266人が亡くなったこと、血だらけの負傷者や「水を」と訴える人々であふれ、校庭は火葬場となり悲惨な状況だったことも話しました。
最後に三瀬さんは、「当時はやりたいことができない時代だった。みなさんは、自分がやりたいことをして、夢に向かって羽ばたいてほしい。そして、コミュニケーションは平和の第一歩。話し合い、お互いに理解し合うことを大切にしてほしい」と呼びかけました。
3年生の米澤美澪さんは、「私たちにできることは、一日一日を大切にすること、戦争の怖さや平和について次の誰かに繋げていくことだと思います」と感想を話しました。