12月18日(木曜日)、19日(金曜日)古川中学校
その道のスペシャリストから日ごろ体験できない教科の魅力を知る「出前講座」が古川中学校で開かれました。
今回は、アルプス薬品工業(株)で研究員を務める郡司祐樹さん(主席研究員)と研究員の山本彩可さんが講師を務められ、3年生が理科の授業で学ぶ、金属を含む水溶液の炎色反応を確かめる実験を体験しました。
生徒たちは薬品が目に入らないように保護メガネを着け、リチウムやナトリウム、カリウムなど7種類の金属イオンを含む水溶液を試験管から薬さじですくい取り、ガスバーナーで熱して炎の色を確かめました。
炎は赤、オレンジ、ピンク、グリーンなど普段なかなか見られない美しい色を呈し、生徒たちは目を見張って「一瞬でしたが、すごかった」「めっちゃきれいでした」などと歓声を上げていました。
郡司さんは「オレンジ色の正体は塩と同じナトリウムです。魚の塩焼きで見かけますね。炎色反応を利用したものに花火がありますが、花火は異なる金属を使ってさまざまな色を出します」などと、日常見られる現象を通して分かりやすく教えました。
生徒の松井勇馬さんは「炎色反応は授業で習いましたが、実際に体験できて良かった。化学は不思議な現象が分かっておもしろい。意外と身近なものだと思いました」と話していました。
同社では製造した医薬品に有毒な金属が残っていないか、こうした炎色反応を取り入れた分析装置を使って確認しています。
郡司さんは「今回の実験は私も中学の頃に経験し、楽しい思い出になっています。大学で化学を専攻した原点です。今は学校の授業でこうした実験は行えませんが、子どもたちに理科を学ぶ楽しさを知ってもらうため実験は必要です」と話していました。



