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薬草活用講座特別編「ナツメで温めるこころと身体」を開催

印刷用ページを表示する掲載日:2026年1月28日更新

1月10日(土曜日)古川町コミュニティーセンター

“薬草のある暮らし”をテーマに開かれている薬草活用講座特別編として、国府町の野村美也子さん(野村農園)と岡田絢子さん(みんなの庭代表)が伝統食材ナツメの歴史や栽培、活用方法などについて話しました。

野村さんは飛騨を代表するナツメの産地・国府町で8本のナツメを栽培し、長年、栽培技術を研究しています。講座では現存する農業技術書で中国最古の6世紀初頭に書かれた『斉民要術』を紹介、樹勢を弱らせることなく結実させる方法などを指導しました。

また、地域で取材を重ね、同書に書かれた教えと現代の栽培技術がほぼ同じであること、日当たりや水はけが良く、適切なせん定で樹勢を押さえ実付きが良くなること、さらに自宅近くに養蜂業者が二ホンミツバチの巣箱を置くようになり、受粉が盛んに行われて収穫量が増えたことなどが紹介されました。

一方、岡田さんは『万葉集』を始め『斐太後風土記』など古い文献に見られるナツメの栄養素と食べ方、薬効を始め、ヨーロッパや中国、台湾、韓国といった海外のナツメについても紹介。中国では「ナツメを1日3粒食べると歳をとっても老化しない」という言い伝えがあるそうです。

続いて「ドライナツメ」と乾燥させたショウガなどを加えた「ナツメ茶」が振る舞われ、白ワイン煮やシロップ漬といったお薦めの食べ方や土産品の説明がありました。

ナツメは「甘露煮」に代表される伝統食材や薬草として用いられ、古来、この地域では多くの家で花木として植えられ、大切に育てられています。お二人は「食生活の変化や核家族化によってナツメを家庭で食べる習慣が急速に失われつつあります。庭先のナツメを見かけることも少なくなりましたが、1本でも多く、皆で大切に残しましょう」と呼び掛けました。

参加者からは「ナツメの効用や調理の楽しさを教えてもらいありがたかった」「ナツメの歴史が分かり、ふるさとの良さを知ることができました」「ナツメの効能や食べ方が分かり、自分も挑戦してみようと思いました」といった感想が聞かれました。

当日の様子

薬草活用講座特別編「ナツメで温めるこころと身体」を開催
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