1月23日(金曜日)宮川町コミュニティセンター
一般社団法人日本昔ばなし協会が宮川町に伝わる民話「嫁が淵」をアニメ化し、このほど完成報告会と上映会が開かれました。
これは、同協会が日本各地の民話を次世代に引き継ごうと日本財団と共催する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環で、”海”とつながりがある民話をアニメ化し記録保存するものです。
宮川町はブナの森からミネラル豊富な宮川が町を貫くように流れ、富山湾へと注いでいます。流域の住民だけでなく、海にとっても大切な水資源です。このことから宮川に伝わる「嫁が淵」という民話が選ばれ、5分間のアニメとして記録保存することになりました。
アニメの制作に当たり、実行委員を務めた岩佐勝美さんは物語の創作過程を話し「未来につないでほしい」と参加した市民らに呼び掛けました。
この日は地域の小学生や園児、保護者らが訪れ、アニメを鑑賞した後、同協会代表理事の沼田心之介さんは「海ノ民話のまち」認定証と完成アニメバッケージ(DVD)を都竹市長に贈りました。
この後、市長は豊かな水資源と地域の人たちとの関わりを紹介し「作品を通して、豊かな川と一緒に暮らしていることを改めて感じてもらえたと思います。印象に残るアニメという形で残していただき、大変うれしく思います」とあいさつ。沼田代表理事は「民話は日本の財産です。大切に語り継がれて来ましたが、今、民話は消滅の危機にさらされています。このアニメを通じて民話の大切さを発信しください」と述べられました。
完成報告会の後は飛騨まんが王国で毎年夏に合宿している賢プロダクションから声優、四宮豪さんと冨田泰代さんを講師に迎え、会場に集まった宮川小と河合小の児童たちを対象に発声・滑舌練習や音読、アフレコなどの声優体験を行いました。
アフレコでナレーターを体験した河合小2年の高桑有希さんは「地名とか慣れない言葉が言いにくく、詰まったりしてむずかしかったけど上手にできました。大きくなったらやってみたい」と話していました。
「海ノ民話のまちプロジェクト」ではこれまでに90の自治体に伝わる民話92作品をアニメ化し、アーカイブしました。今回制作された「嫁が淵」のDVDは今後、宮川振興事務所や図書館、飛騨まんが王国などで貸し出す予定です。作品はYouTube<外部リンク>で一般公開されています。