2月6日(金曜日) いなか工芸館
河合小学校の6年生児童が河合町のいなか工芸館で、自身の卒業証書に使われる山中和紙の紙すきを行いました。
山中和紙は、約800年の伝統があるといわれる同町の特産品。地元の子どもたちは保育園の時に山中和紙を作ったり、小学3、4年生の時には総合的な学習の時間で山中和紙について学ぶなど、ふるさとの伝統工芸文化に親しんでいます。6年生が自身の卒業証書用の和紙をすく行事も毎年恒例となっています。
この日は、山中和紙作りの職人である柏木昭人さんが指導にあたり、1人2枚ずつ和紙をすきました。
最初に柏木さんの実演を見学した後、児童らは実際の作業に挑戦。繊維原料であるコウゾと「ネリ」の原料であるトロロアオイを混ぜ合わせた水を型枠ですくい、さっと水を落としてから、用意されたモミジや四葉のクローバーなどを配置しました。機械で水分を吸い取った後は、生乾きの紙を型枠から外し、乾燥機に張り付けて15分ほど乾燥。紙にしわがよらないようツバキの葉でこすりながら、きれいに伸ばしました。
柏木さんは「丈夫にするために厚めにしてな」などと声をかけながら、戸惑っている児童の手助けをしたり作業を見守りました。児童らは、完成した和紙を手に満足気な様子でした。
参加した高桑和心さんは「乾燥器に張るのが難しかったけど、和紙は上手にできました。作るのを楽しみにしていました。他ではできないことなので、思い出に残りそうだし自慢できます」と喜んでいました。
また、岡崎大翔さんは「河合町の山中和紙で世界に1つだけの卒業証書を作れるのは、他の地域にはあまりないことなのでうれしいです。後輩たちも『こういうのを作ってみたいな』と、どんどんやってくれる人が増えたらいいなと思います」と話していました。
この日作った和紙で手書きの卒業証書が作られ、3月24日の卒業式の日に本人に手渡される予定です。









