2月11日(水・祝) 飛騨市文化交流センター
千葉大学大学院園芸学研究院の岩崎寛教授による講演会「植物はなぜ人を癒すのか?~園芸療法から学ぶ“癒し”のメカニズム~」が開催されました。
一般的に「植物や緑は、心身の健康に良い効果をもたらす」と言われますが、そのメカニズムを理論的に学んでみようという試み。「飛騨市民カレッジ」の一環で開かれ、植物や健康に関心のある市民9人が参加しました。
岩崎教授は、コロナ禍に植物の栽培用具の売行きが急増し家の中や庭、ベランダで植物を育てる人が増えたこと、風通しの良い身近な公園を利用する人が急増し閉鎖に追い込まれた公園もあったことなどを紹介。緑にはストレスを軽減してくれる効果があると説明しました。
緑による健康効果を実証するため、ラベンダー畑と芝生広場で5分間休憩した際の血圧や心拍数、ストレスホルモンの変化を調べた研究についても成果を紹介。高血圧の人は血圧が下がり低血圧の人は血圧が上がるなど、緑は体を元の正常な状態に近づけたり、人が本来もつ自然治癒力を高めるとの知見を示しました。
園芸療法にもふれ、草花や野菜を育てると将来への楽しみや期待感が高まったり、収穫で満足感や幸福感を得られることが健康に寄与すると指摘しました。認知症や関節リウマチのある方々のリハビリにもつながっていると強調。「積極的に植物と関わって健康を維持することは、医者でない私たちができる予防医学です」と呼びかけました。
また、園芸療法プログラムとして「豆のチャーム(キーホルダー)作り」にも挑戦。用意された13種類の豆から好きな豆を選び、綿などを敷いた小瓶に詰める細かな作業に熱心に取り組みました。
古川町の森本栄子さんは「有名な園芸学部の先生ということで、すごく関心があって参加しました。山や木など緑を見ながら毎日散歩をしており、本当に気持ちが良くなるのですが、それが理論づけられ納得できました。これからも続けていこうと思いました」と話していました。








