2月26日(木曜日)~3月4日(水曜日)食堂喫茶どやな
元公邸料理人で飛騨市の“食の大使”を務める工藤英良さんが腕を振るった期間限定レストラン「HIDA+EIRYO」が古川町で開かれ、多くの市民や観光客が飛騨の食材をふんだんに使った限定メニューを楽しみました。
これは地元食材のおいしさ、味の奥深さを感じてもらおうと開かれたもので、初回(24年12月)の予約制によるコース料理をさらに進化させ、今回はより多くの方に気軽に楽しんでもらおうと1週間限定で昼夜2回開催。昼は飛騨の食材を生かした“おばんざい”を中心に、夜は地酒やワインを手に工藤さんの手料理を味わっていただきました。
メニューは高原川と宮川の鮎甘露煮、飛騨地鶏の唐揚げ、山之村ソーセージを始め、行者ニンニク味噌を添えたふろふき大根や切り干し大根、キクラゲの中華マリネ、昆布と大根のアジメコショウ和え、揚げ出し豆腐のキノコ餡、飛騨トマトのパスタ、有機人参のかき揚げ、花豆の含め煮、ほうれん草の冷製スープなど20品ほどがズラリ。全国グランプリを受賞した飛騨産米のご飯も味わえました。
工藤さんによると食材の7割が飛騨産、2割は県産、1割は福井サーモンなど県外産。その日届いた物でメニューを考えたそうで「素材の顔が見えなくなるといけないので、シンプルに調理するように心がけています」と話していました。
工藤さんは日本料理の名店「なだ万」や都内ホテルで修業を重ね、フランスなど各国大使館の公邸料理人として活躍。外務大臣表彰「優秀公邸料理長」を受賞し、現在、都内で出張料理人として独立し、「飛騨市食の大使」として市独自の「食」の魅力を発信して認知度向上とブランディングに一役買っていただいています。
初日は市民や観光客が次々と来店。古川町の玉腰悦子さんは息子の司さんと訪れ「ご飯がおいしく、人参のかき揚げや揚げ出し豆腐など、どれも品が良く、とてもおいしくいただきました。子どもの頃に口にした料理を思い出しました」と。司さんは留学先のアメリカから帰国したばかりで「日本食、特に飛騨のごちそうが食べたくて来ました」と話していました。
また、旅の途中で古川に立ち寄ったというフランスの親子連れも訪れ、ベジタリアンの父親はキクラゲやワカメに舌鼓を打ち、息子さんは「鮎の甘露煮がやわらかく、風味豊かでとてもおいしかった。フランスでは食べられません」と笑顔を見せていました。