3月6日(金曜日) ご自宅
古川町新栄町の荒井よし子さんが100歳の誕生日を迎えられたことを受け、市職員が荒井さんのご自宅を訪問して花束と褒賞金を手渡し、ご家族の皆さんと長寿をお祝いしました。
荒井よし子さんは大正15年3月6日生まれ。宮川町出身で、高山高等女学校に進学された後、農協の前身となる農会に勤務。2年後に夫・源三さんとご結婚されました。結婚して半年後に満州へ渡るため船に乗りますが、航海の途中で終戦を知らされ、引き返すことになったそうです。「あれが私の人生の岐路でした」と振り返り、甲板から見上げた星空や飛んでいくB-29の編隊など当時の記憶を話してくださいました。
宮川町では源三さんと一緒に養蚕やミョウガの栽培、また民宿を開業するなど、とても忙しい日々を送られたそうです。「忙しすぎて若いころの記憶が無いのよ」とほがらかに話す荒井さん。これまでに3人のお子さんと4人のお孫さん、8人のひ孫さんに恵まれました。15年ほど前に古川町へ移住し、息子の寿大さん、お嫁さんの朝子さんとの3人暮らしです。
民宿を営業していたころに調理師の免許を取得されたこともあり、朝子さんによると「栄養管理はバッチリ」とのこと。週に1、2回は肉類や魚などタンパク質をしっかり摂ることを心がけ、朝食と昼食は自分で用意されるそうです。その甲斐あってか大変お元気で、足腰や耳の聞こえ具合は弱くなりましたが、それ以外は病気らしいところもなく、歯もまだ26本以上が自前で市から表彰されました。トイレもお風呂も自分で済ませ、温かくなると押し車を押して家の周辺を歩いたり草取りをされる日々です。
宮川短歌会の創立メンバーで、記憶している短歌が今もさらりと口からこぼれます。日記も毎日書いており、面白いことがあるとメモして残すなど好奇心が旺盛。思ったことを言える自然体な暮らしが長寿の秘訣のようです。よし子さんは張りのある声で「生きてるうちは明るくおりたいな」などと話してみえました。


