4月16日(木曜日) 神岡城
神岡城では、神岡町の歴史をテーマに、毎年異なるテーマでパネル展示を行っています。令和7年度は、山寺があったと伝わる「殿坂口遺跡(とのさかぐちいせき)」をテーマとしましたが、令和8年度は「神岡の縄文」と題し、4月1日(水曜日)から11月30日(月曜日)まで展示が行われています。
神岡町内には現在72箇所の遺跡が確認されています。国の史跡・名勝に指定されている「江馬氏城館跡・江馬氏館跡庭園」など中世の遺跡がよく知られていますが、そのうち45箇所からは縄文時代の遺物が見つかっています。縄文時代は約16,000年前から約2,000年前までとされ、市内では新たに国の重要文化財に指定される見込みの「岐阜県島・塩屋金清神社遺跡出土品」や、1996年に国重要文化財に指定された「岐阜県中野山越遺跡出土品」が有名です。
本パネル展では、あまり知られていない神岡の縄文にスポットを当て、神岡町内で守られてきたストーンサークルの史跡や地域の方々によって発見されることも多い特徴的な縄文遺物を魅力的に紹介しています。さらに、神岡城2階では神岡町で見つかった本物の縄文土器や石器を見ることができます。
なお、神岡城の建つ場所は、16世紀後半に金森氏が飛騨へ入国する前に高原郷を本拠としていた江馬氏の最後の拠点であったと考えられる東町城の跡地です。現在の公園は昭和45年に整備されたもので、公園敷地内には令和5年度にリニューアルした神岡城のほか、明治元年ごろに割石地区で建てられ、昭和43年に現在地へ移築された旧松葉家や近代以降の神岡町の主要産業であった鉱山に関する資料館もあります。
今回のパネル展示について、飛騨市教育委員会事務局文化振興課の保谷里歩学芸員は「神岡の縄文を身近なものに感じてもらえたら嬉しいです。パネルでは、1点1点異なる土器や石器の特徴も紹介していますので、その魅力や面白さを感じて欲しいです」と見どころを話しました。
●知られざる神岡の縄文
期間:4月1日(水曜日)~11月30日(月曜日)
時間:9時00分~16時30分(入館16時15分まで)
会場:神岡城1階展示室
料金:200円(高校生以下、無料) ※高原郷土館共通