4月27日(月曜日)市役所
イノシシなど近年増え続ける野生動物による農作物被害を防ぐ電気柵の正しい設置方法を学ぶ研修会が開かれ、獣害対策専門のLIEP代表社員で市鳥獣被害対策サポートセンターの原田大輔さんが電気柵の正しい設置方法と管理について解説しました。
市内では近年イノシシやニホンジカ、クマを始め、神岡町や宮川町の一部ではニホンザルによる被害が深刻化しています。原田さんは電気柵の張り方について、動物の鼻の位置を基準に、種類によって異なる電線の間隔や有効電圧などについて指導。
原田さんによると、被害が最も多いイノシシの場合は地上から20センチの高さを基準に20センチ間隔で3段とし、有効電圧は5000㌾以上に設定。ニホンジカは跳躍力がありますが、畑に侵入する際は電気柵をくぐり抜けるため、オスは地上高85~95センチ、メスは75~85センチを基準に5段にするように指導しました。
また、クマに関しては「イライラするとポールをたたき折るため、FRPなど柔らかい素材を使ってほしい」と話し、ニホンザルは電線や木を伝ったり、ジャンプ力があるので、構造物がない場所に20センチ間隔の8段とし、あるいは3~4段で下部にワイヤーメッシュを張り巡らす「複合柵」を薦めました。このほか家庭菜園で頭を痛める人が多いハクビシンやテンなどの小動物はネットとの複合柵にして電線は10センチ間隔にするように指導しました。
この後、原田さんは電線を家庭用コンセントにつなぐと死亡事故につながるケースもあるため、パルス発生器を取り付けるなど電気柵に関する諸注意や違法行為について紹介。質問コーナーでは防草シートを張った場合の通電対策などに応えました。市では電気柵の備品に関する補助制度を設けていますので、市林業振興課0577-82-8905へ問い合わせを。