6月29日(月曜日)市役所
「お客が少ない」「品数を増やしたい」と悩んでいる農産物直売所や朝市関係者らを対象に、人気野菜の栽培や売れる特産品づくりについて学ぶセミナーが開かれました。
講師は農産物直売所の開設コンサルティングや経営改善支援などを行う(株)シンセニアン(奈良県)の勝本吉伸社長で、カボチャやサツマイモ、ショウガなど夏野菜の管理と出荷の注意点、今から栽培に取り組んでほしい人気品種などが紹介されました。
カボチャは収穫後3週間はデンプンが糖に変化せず甘みが乗らないので、すぐに出荷すると苦情が出る原因に。また、オクラは長くてもサヤが12センチになるまでに収穫しなければ硬くなり、クレームの原因になると話し、エダマメは西日本で人気の「丹波黒豆」を推奨されていました。
人気品種では「冬至かぼちゃ」の栽培を薦められ、播種の時期や植え方、農薬などについて詳しく解説。勝本さんは「飛騨では『宿儺かぼちゃ』の知名度が高いので、カボチャつながりで他のカボチャを売り出すと、ヒット間違いなしです」と話されました。さらに「収穫後は冬至かぼちゃのイメージづくりのため、直売所全体で12月1日に一斉に販売を解禁し、事前に看板などで告知するとよいでしょう」と話されました。
このほかにも今後栽培を拡大してほしい野菜として、8~9月に収穫されるトウモロコシ「ゴールドラッシュ90」や7~8年は連続して収穫できる「アスパラガス」や「レンコン」を、また食べ慣れている野菜で抜群においしい品種として「あじまるみ大根」「オレンジクイン」「モロッコインゲン」なども取り上げられていました。
参加者からは「冬至かぼちゃ」はとても参考になりました。今年は1株に1、2個の収穫にチャレンジしたいと思います」「ゴールドラッシュやあじまるみ大根を栽培したい」といった意見が聞かれ、また、前日には初級者向けに「野菜栽培の基礎知識と売れる売り方の実演」と題したセミナーも開かれ、参加者からは「野菜づくりに関してもっとスキルアップしたい」「今後も毎年、こうした学びの場を設けてほしい」といった声も聞かれました。
終了後、参加者には「冬至かぼちゃ(ブラックのジョー)」と「ブロッコリー」の種の配布もありました。