7月3日(金曜日) 天生県立自然公園
天生県立自然公園へつながる国道360号(天生峠)は、令和6年11月に冬季閉鎖され、令和7年は大雪による道路法面などの崩落で復旧工事による通行止めが続いていました。この日、天生峠の飛騨市側道路が1年8か月ぶりに開通し、安全祈願祭が執り行われました。
安全祈願祭には、天生県立自然公園協議会会長の三井大輔河合振興事務所長をはじめ、白川村、飛騨森林管理署など関係者17名が参加しました。三井会長は祈願祭で「2年ぶりにこの地で安全祈願祭を執り行えることを嬉しく思います。環境保全と地域振興の両立に取り組み、天生のすばらしさを多くの方に感じていただきたいです。安全で災害がないことを祈っています」と述べ、天生県立自然公園の今後の発展を願いました。
最後に、天生高層湿原監視員の井之上豊秋代表が挨拶し、野草茶で乾杯を行い、関係者一同が今後の発展を祈念しました。
その後、飛騨市・白川郷自然案内人協会の吉實陽子理事長によるガイドツアーが実施され、参加者は吉實ガイドの説明に耳を傾けながら、天生の森のトレッキングを楽しみました。
天生県立自然公園は、ミズバショウの群生地である天生湿原やブナの原生林、標高1,744.2メートルの籾糠山を有し、約1,638ヘクタールの広さです。7月のニッコウキスゲ、8月のエゾリンドウなどの高山植物、湿原の奥には原生林があり、山開きから秋の深まりまで多くの方が植物観察やトレッキングを楽しんでいます。当日も山開き初日とあって、多くの方が入山されていました。
飛騨市観光協会の齋藤由宏事務局長は「ツアーも復活し、9月18日には白川村側からの通行再開も予定されています。多くの方に天生を楽しんでもらえることを期待しています。登山道は山の資源を活かして整備されており歩きやすくなっていますので、市内の皆さんにもぜひお越しいただきたいです」と述べ、再開後の天生県立自然公園に期待を寄せました。

