7月6日(月曜日)CoIU3号館(旧スペランツァホテル)
今春開学したコー・イノベーション大学(CoIU)には市職員が講師を務める飛騨市担当科目があります。その一つ「地域の文化・祭り入門」を選択する学生たちの公開プレゼンテーションが6日に行われました。
講義は全8回にわたって行われ、最終回となったこの日、学生たちは「100年後も古川祭を続けるために」というテーマで、将来の祭りの在り方や祭りを支える人たちといった視点からさまざまなアイデアを市民に提言しました。
プレゼンテーションは3チームに分かれて、それぞれ15分の持ち時間で行われました。中には、人口減少社会の到来を見据えて「見る祭り」から「支える祭り」に切り替え、各地の祭り保存会と手を取り合い、助け合う新しい祭りの在り方を提案するチームもありました。
また、飛騨市の関係人口「ヒダスケ!」と同様、古川祭に特化した「屋台組ファンクラブ」を設けたり、10代目の祭り屋台を新調して20年ごとに作り直すことで祭りに携わる裾野の維持、拡大を提案するチームも。また「飛騨市学園構想の中で、未来の祭りを子どもたちが自分事として捉えるプログラムをつくろう」といったメッセージや「CoIUの学生も是非伴走させてほしい」といった頼もしい声も聞かれました。
この講義ではユネスコ無形文化遺産である古川祭をコミュニティーや経済を動かす「地域経営のOS」として捉え、学生たちは実際に祭り見学に参加し、関係者にインタビューするなどフィールドワークも行って考察を深めました。
講師を務めた市まちづくり観光課によると、100年後という今回のテーマについて、時間軸が近いと既存の枠組みの微調整や小手先の解決策に留まってしまうため、あえて目標を遠い未来に設定。こうすることで学生たちの思考の枠を取りはずして自由な議論を生み、誰にも分からない未来社会で古川祭をどう変化させ、生き残らせるか、自由に提案していただいたそうです。
プレゼンの後、学生たちは都竹市長を囲んで懇談。市長は「短期間で取り組まれましたが、本質的な議論ができるすばらしい意見をいただきました。CoIUの皆さんがさまざまな形で古川の祭りにかかわっていただき、大変うれしいです。刺激的でとても楽しい時間でした」とねぎらいの言葉をかけていました。