7月17日(金曜日) 特別養護老人ホーム たんぽぽ苑
全国的に深刻化する人手不足の中、市内の介護、製造業、農業などさまざまな分野で外国人材の受け入れが進んでいます。一方で、外国人の家族滞在者は労働時間が週28時間に制限されているため、十分な収入を得ることが難しい場合もあります。こうした課題に対応するため、市は日本語能力の向上を支援する日本語教室をこのほど開講しました。
この教室は、特定技能取得のための日本語能力試験合格を目指す家族滞在者や技能実習生など、市内に居住する外国人が対象です。令和9年4月から始まる国の育成就労制度も見据え、受講者のレベルや居住地に配慮した学習サポートを提供し、地域社会で安心して暮らし続けられる環境づくりを目指しています。
7月17日の初回講座には、特別養護老人ホームたんぽぽ苑に勤務するタマン・アニタさんの夫、タマン・ジバン・クマルさんが参加しました。ジバンさんは令和7年9月から市内で生活し、パートタイム勤務をしています。来日前にはインターネットなどで2年間独学で日本語を学び、買い物には困らないものの、日常会話には不安があり、「日本語を学べる機会を楽しみにしていた」と意欲的に講座に臨みました。講師の高知尾瞳さんは受講者の習熟度に合わせて段階的に指導を進めていく方針です。
たんぽぽ苑では現在14名の外国人材が活躍しています。清水敏幸施設長は、「介護は外国人材が働く分野では比較的新しく、若い女性が多いです。保障はあるものの妊娠や出産による休業で収入が不安定になる課題があります。こうした日本語教室や支援制度があることは職員の安心につながり、長く働き続けてもらううえで大変ありがたい」と期待を寄せました。
市は多文化共生を推進し、外国人の方が生活面や労働面で不安なく地域に定着し、活躍できるまちづくりを目指しています。