7月20日(月曜日)市図書館情報発信室ほか
飛騨市では新潟大学と大阪大学の学生や市民の方々と連携し、令和9年度の完成を目指して公式まちなみガイドマップを作成します。この日は「飛騨古川夢ふるさと案内人」と一般市民、サポート役を務める両大学の学生ら合わせて約20人が参加し、掲載したいスポットを選ぶワークショップを行いました。
市は今年3月に『飛騨古川タウントレイル』第3巻を約20年振りに発刊しました。タウントレイルは行政主導による一般的なガイドブックと異なり、イギリス発祥の住民主導で作る”町並み点検”を通じて町並みの特徴や魅力、住民意識をまとめたガイドブックです。今回作成するマップはタウントレイルを基に作成するもので、初回は素案づくりが行われました。
作業は3つのグループに分かれ、最初に各自がタウントレイルの中で気になった場所や内容を付せんに書き込んで各グループで話し合い、6つのスポットを選びます。その後、参加者全員でスポットが重ならないように話し合って、各班3か所ずつ選び、実際に町を歩きながら確認作業を行います。
参加者は表通りから横へ入った横丁や、迷路のような筋骨を示しながら「近道としてよく使われています」「今はほとんど利用されませんが、瀬戸川では所々川端に降りる場所設けられました」などと話し、昔懐かしい菜洗い場などを見学しました。また、川に溜まった枯葉やゴミの清掃作業に汗を流す方々の営みについて話し合うグループ、中学生が地元企業と協同で製作した木製ベンチを眺めながら「子どもたちの町への思いも紹介したいですね」などとと話し合うグループも見られました。
終了後、学生たちに付き添われた新潟大学工学部の松井大輔准教授は「古川を紹介したいというガイドの皆さんの思いを拝聴し、また住民の皆さんには積極的な議論をしていただき、学生たちも多くを学ぶことができました。本日、学んだ成果もしっかり反映し、すばらしいガイドマップを作りたい」と。
また、大阪大学工学研究科の高橋彰准教授は「飛騨古川の良さを伝える観光マップに載せる情報は、住民の方々がどのように町や地域を守ってきたのか、どのように生活しているのかを伝えるべきだと思います。今回参加された方々の普段感じられていることが観光客に伝わり『古川っていいなあ』と思っていただけるものが出来上がるとよいと思います」と話していました。