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約400年紡がれている吉田常蓮寺の「太子踊り」が盛大に開催

印刷用ページを表示する掲載日:2026年8月14日更新

7月24日(金曜日) 吉田常蓮寺

神岡町吉田の常蓮寺で毎年7月24日に行われる県重要無形民俗文化財「太子踊り」が開催され、「吉田太子踊り保存会」や地区の皆さんをはじめ、「古川町民謡保存会」の方々も加わり、大きな輪となって踊りを楽しみました。

太子踊りの起源については、常蓮寺に安置されていた聖徳太子自作とされる太子像を越中のお寺に移したところ、飢饉や天変地異に見舞われたため、時の高山藩主に太子像の奉還を嘆願し、還されました。これを受けて、奉還される前日の6月23日に常蓮寺の桜が燦然と輝き、吉兆として喜んだ村人たちが境内に集まり、夜明けまで踊り明かしたのが始まりとされています。

以来、年に一度だけ太子像が御開帳されるこの日に、感謝の踊りを捧げるため「吉田太子踊り保存会」により約400年にわたり受け継がれてきました。同保存会では毎年6月に神岡小学校3年生に太子踊りを教えるなど、文化継承にも積極的に取り組んでいます。

保存会の葛谷寛徳会長は、「令和10年で400年の節目を迎えます。400年に向けてより一層一生懸命に取り組みたいです。暑い日が続いていますが、今日は思いっきり踊って楽しんでほしい」と意欲を語りました。

この日は太子踊りや太子像の御開帳に加え、地域の子どもたちが作った灯篭やキッチンカー、バザーも出店。踊った方が楽しめるお太子くじも行われ、昼から子どもたちや地域の人々で大いに賑わいました。さらに、保存会は400年の節目に向けて太子像レプリカの神輿を作り、冬の名物イベント「飛騨神岡初金毬宵祭」に参加する計画もあります。イベントのゆるキャラ「飛騨のこんぺいくん」も応援に駆け付け、踊りに参加して子どもたちとふれあいました。

参加した神岡小学校の大上絃さんは、「最初は恥ずかしかったけれど、踊っているうちに気にならなくなりました。帰った後も頭の中に踊りが残ると思います」と楽しんだ様子を語ってくれました。

当日の様子

約400年紡がれている吉田常蓮寺の「太子踊り」が盛大に開催
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