ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感

若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感

印刷用ページを表示する掲載日:2026年8月20日更新

7月28日(火曜日) 神岡振興事務所、ハイパーカミオカンデ空洞

市の若手職員25名などが世界最大級の地下空洞に現在建設中の研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学しました。

この見学会は、ハイパーカミオカンデ計画をはじめとした最先端研究への理解を深めるとともに、地域の理解と市による継続的なサポートへの誇りを持ち、今後の地域振興を担う若手職員の多角的な視点を養うことを目的に、東京大学宇宙線研究所の協力のもと開催されました。

見学に先立ち、ひだ宇宙科学館カミオカラボを担当する山田寛人サイエンスコミュニケーターが、ニュートリノ研究の概要とともに、ハイパーカミオカンデ、スーパーカミオカンデ、KAGRA、KamLANDなど、ノーベル賞級の研究施設が一つの地域に複数存在する世界でも類を見ないことと説明。職員に対し、「物理学の常識を覆す2度のノーベル賞受賞に寄与している実績があり、この地に施設があることを誇りに感じてほしい」と話しました。

続いて、東京大学宇宙線研究所の浅岡陽一准教授が、物質の根源的研究が宇宙の起源とつながっていることを紹介。「物理学の実験は自然を支配する法則を検証する営みであり、測るべき対象は本来それほど多くない。ところがカミオカンデやスーパーカミオカンデでは、実験のたびに予想外の発見が生まれ、研究者が新たに測りたいものを次々と増やしてきた」と述べるとともに、「ハイパーカミオカンデはスーパーカミオカンデを大きく上回る性能を持ち、物質と反物質の違いを調べる研究では20倍の感度向上が見込まれている」と研究への期待と挑戦を語りました。

その後、参加者は現地へ移動し、ハイパーカミオカンデの空洞内などを見学。直径69メートル、高さ73メートル(ドーム天井部除く)に満たされる26万トンの水が漏れないようステンレス板で覆うライニング工事や満たされる超純水の循環システム、今後取り付けられる約2万個の光電子増倍管などについて准教授から説明を受け、施設のスケール感を実感しました。

参加した上手康平主任は「現場での説明を聞き、多くの人が携わる壮大なプロジェクトだと実感しました。研究施設をより身近に感じることもでき、これから市内外へ魅力を伝えていきたいです」と准教授らに感謝の言葉を述べました。

見学後、職員たちは施設が市の誇りであることを再認識し、それぞれの立場から「カミオカラボを中心としたさらなる魅力発信」や「市に興味を持ってもらうきっかけづくり」、「空き家対策や教育資源としての活用」など、見学を通じて得た気づきを地域振興にどう活かせるか考えました。

ハイパーカミオカンデの工事は着実に進められており、2028年の観測開始を予定しています。

当日の様子

若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
若手職員が最先端のニュートリノ研究施設「ハイパーカミオカンデ」を見学し魅力を体感
提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設​
提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設​
提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設
​提供:東大大学宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設