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天生の森を守る保全活動にCoIU生が参加しました

印刷用ページを表示する掲載日:2026年8月14日更新

7月31日(金曜日) 天生県立自然公園、天生湿原

CoIUの学生7人が、天生県立自然公園の監視員とともに希少な自然環境を守るための保全活動に参加しました。ノリウツギの除去作業を行い、午後からは、今後の天生の森の活用についての意見交換も行われました。

今回の活動は、「天生の森と人と風」プロジェクトの一環です。CoIUとの協働により、学生が森の散策・保全活動を体験することで、森の背景・現状を学び、学生たちが「天生の森」と今後どのように関わっていくかを考える、その第一歩となります。
天生湿原は、約1万9千年もの長い間、枯れた植物が泥炭として堆積した特殊な場所です。養分が乏しく、菌根植物が生育する独特の草原が広がる一方で、近年の地球温暖化の影響で泥炭の分解が進み、湿原の栄養バランスが変わったことで、それまで生息しなかったイヌツゲやノリウツギなどが増え、陸地化が進み生態系への悪影響が懸念されています。

学生たちは監視員の指導のもと、アジサイの仲間で根が広く深く張るノリウツギの除去に挑戦。つるはしを使い、次々と根こそぎ掘り起こしました。作業は約2時間半続き、学生からは「まだまだできる」といった元気な声も聞かれました。休憩時間には地元で採れたトマトやきゅうりを味わい、「味が濃くてみずみずしい!」と好評でした。

作業後、監視員の金子大将さん・吉眞陽子さんの案内でミズバショウ群生地を訪れ、「天生の森にこれからどう関わっていけるか」をテーマに対話を行いました。吉眞さんは、「この活動や場所を心から理解し協力してくれる人のつながりづくりが重要」と話し、監視員の高齢化や固定化、若い来訪者の減少などの課題についても説明。「CoIU生ならではの視点で何かアドバイスがほしい」と問いかけました。

学生たちからは、「100年後を見据えた森の維持には、ただ登山道を補修するだけでなく、目指すゴールを明確にする必要がある」「危ないから行かないのではなく、どう楽しめるかを考えることが大切」「実際に来てみないとわからない面白さを、誰でも簡単に体験できるようにすることに鍵がある」と、多角的な意見が飛び交いました。

道中も「なぜブナの木の根元に大きな空洞ができたのか」「豊かな自然を未来に残したいのはなぜか」「この活動に込める個人の思いは何か」と、ただ作業や散策をするだけでなく深く自然や人を理解しようとする姿勢が感じられました。

参加した深井柚杜さんは、「草刈りが好きで無心になって作業ができた。天生の森は広いのに植生の種類が限られていて不思議で面白い場所だ」と一日の体験を振り返りました。

公園内では6月のミズバショウをはじめ豊富な植物が生息し、秋には美しい紅葉を見せます。自然の魅力を守りながら、次世代へとつなぐ活動を通じて、大学生の視点がもたらす新しい風に期待を寄せています。

当日の様子

天生の森を守る保全活動にCoIU生が参加しました
天生の森を守る保全活動にCoIU生が参加しました
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