7月31日(金曜日) 飛騨市図書館
飛騨市図書館の職員を対象に「認知症サポーター養成講座」が開かれました。
認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を自分のできる範囲で手助けできる人のこと。市内では高齢化が進み、加齢などにともなう認知症の方々が増加傾向にありますが、医療や介護の専門職だけでは支えきれない状況にあるため、飛騨市認知症キャラバンメイトの皆さんが市内各地で同講座を行い、見守りの輪を広げています。
市図書館では「暮らしの困りごとと支えをつなぐ、最初の窓口になる」「日々の暮らしに彩りと発見をもたらすきっかけを提供する」というビジョンを掲げており、これらを推進する取組みの一つとして、図書館での「認知症カフェ」の開設を検討。まずは職員に認知症への理解を深めてもらおうと講座を開きました。
当日は、ものわすれ相談窓口「オレンジの森」相談員の下堂前利子さんが講座を行い、同館の職員10人が受講しました。
下堂前さんは、脳の働きや記憶の仕組み、認知症の主な分類とその症状の違いなどを紹介。若年性認知症についても説明し「認知症になるのは特別なことではありません」「何もできなくなるわけではなく、できない部分を助けてあげれば、できることはたくさんあります」などと話しました。
また、記憶障害などの中核症状は治せないものの、不安や妄想といった周辺症状は適切な対応や助けがあれば改善する可能性もあると示し、早期発見と早期診断が重要だと説明。散歩や会話、十分な睡眠、難聴の治療などが認知症予防につながると強調しました。
適切な対応として「まずは見守り、余裕をもって対応する」「声をかける時は前方から一人で」「穏やかに優しく、はっきりした話し方で」「相手の言葉にしっかり耳を傾け、ゆっくり対応する」などの接し方をアドバイスしました。
同館職員の森下朋花さんは「ご近所で高齢化が進んだり、来館者さんの中にも認知症の方がいらっしゃるので、できる範囲で見守りや声かけができたら」と話していました。




