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三川原用水をテーマに「歴史の学びなおし塾」

印刷用ページを表示する掲載日:2026年9月15日更新

9月11日(金曜日) 飛騨市図書館

市独自の生涯学習プロジェクト「飛騨市民カレッジ」の一環として全4回で開かれた連続講座「歴史の学びなおし塾~歴史は究極の人間ドラマだ!~」の最終回となる講座「ふるさとに水を引いた大下五郎左衛門と三川原の人々」が行われました。

この連続講座は、小中学校で学んだ歴史を新しい視点で見つめ直し、新たな学びとしてもらおうと飛騨市教育委員会課長補佐で社会科教員の下嶋健児さんが開講し、これまでに「元寇」や「長篠の戦い」「大名行列」などをテーマに講演。この日は、身近な郷土の歴史にも目を向けてほしいと、宮川町の「三川原用水」の開拓の歴史を取り上げました。

現在は田んぼに恵まれ、稲作が行われている同町三川原地区ですが、地元の方からは「三川原地区の家は大きくて裕福そうだが、昔は水が無くて田んぼを作れず、米が食べられなかった」という証言があったそうです。江戸時代の検地帳を調べても畑しか記されていないことから、大正から昭和初期にかけて整備された「三川原用水」が、同地区の稲作に大きな役割を果たしたことが分かると説明。「誰が造ったのか」「どうして造ったのか」といった素朴な疑問を解消するため、児童らと一緒に用水路をさかのぼって源流を調べた様子や、文献調査をして分かった事実などを動画やスライド、史料などを使って紹介しました。

大下さんが周囲の反対を押し切って用水路の建設工事に着手したこと、さまざまな困難に見舞われながらも仲間の協力を得て乗り切りながら事業を完成させた経緯などを説明。また、児童らが書いた感想文も披露し、深い学びがあったことも紹介しました。

河合町の谷口雅章さんは「あまり知らなかった三川原用水のことなど身近なことが分かって良かったです。自分が住んでいる地域の身近なこともあまり知らないので、足元を見つめ直そうと思いました」「大正から昭和初期にかけて日本が暗い時代を歩む中、田んぼを作ってみんなが豊かになれるような村をつくりたいという理想に燃え、前向きに生きた人がいたことを知れて良かったです」などと感想を話しました。

当日の様子

三川原用水をテーマに「歴史の学びなおし塾」
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