9月17日(木曜日) 飛騨市文化交流センター交流広場
9月8日に飛騨市と「木造建築技術継承および人材循環モデル構築に関する包括連携協定」を締結した学校法人福田学園・大阪工業技術専門学校が、古川町で伝統建築の手法を用いた棟上げ実習を行いました。
高齢化や後継者不足により伝統的な建築技術の継承が難しくなっている中、近年主流となっている金属部品や重機を使う構法ではなく、ほぞ組みなどを多用して木造住宅を組み上げるという実習です。あらかじめ加工した木材を大阪から飛騨市まで運搬し、人力のみで組み上げるという作業を実施。普段はエアコンの効いた実習棟で作業を行っているそうですが、この日は実戦さながらに屋外での作業を体験しました。
当日は、晴れ間ものぞく絶好の実習日和となりました。この日、挑戦したのは広さ6畳分、高さ4メートル弱の木造住宅2棟。同校での実習で何度も組み上げを練習したそうです。生徒らは前日までに用意した木材を所定の位置まで運んだ後、木槌を使って木材を打ちながら、協力しあって組み上げました。
また、近年ではほとんど行われなくなった「上棟式」も実施しました。上棟式は、住宅の新築工事で骨組みが完成した際、関係者への感謝やその後の工事の無事を願って行われる神事。学生らは、関係者から供物の種類や並べ方を学んだり、屋根の一番高い位置に設置される棟木を木槌で叩くなどの作法を体験しました。
2年生の安楽大輝さんは「屋外での移築作業は初めて。普段は屋内での作業なので、屋外では日光を直接浴びてしんどいです。みんなも初めてでしんどそうでしたが、みんなでやるのは楽しいです。これから、こうしたなかなかできない経験ができるので良いですね」と話していました。
学生の受け入れなどに協力する(有)永山建設代表取締役の永山亨さんは「こうした実習を専門学校でやってみえるのは珍しいのでは。生徒さんたちが将来、こちらで就職してくれるとありがたいです。また、地元の子が専門学校で学んで戻ってきてくれることも期待したいです」「学生さんは、まだ手際は良くはないですがエネルギーが感じられますね」などと目を細めていました。









