10月22日(木曜日) 古川町コミュニティセンター、神岡町コミュニティセンター
市独自の生涯学習プロジェクト「飛騨市民カレッジ・シニア学部」で、「『家計にやさしい』省エネ生活講座」が開催されました。
「シニア学部」は、年齢を重ねても健康で生き生きと暮らしていけるような学びを得てもらおうと60歳以上を対象に開かれている講座。今回は、普段の光熱費を抑えることができるちょっとした工夫や、省エネ家電の賢い選び方や買い方などを学び、これから訪れる厳しい冬を省エネでお得に乗り切るためのコツを学んでもらおうと開かれました。講師は、省エネや家電製品に関するアドバイザーなどの活動を行っている岐阜県環境教育推進員の小林由紀子さん。古川会場では13人が受講しました。
小林さんは、地球温暖化による将来的な影響や被害などを予測した環境省の「2100年の未来の天気予報」岐阜県版を示し、2100年を待たず、すでに事象が現実となっており、予測よりも早く影響が出てきていると指摘しました。亜熱帯の昆虫が越冬するようになったり、高温が農作物に影響を与えている事例なども紹介。気候変動への対策として、省エネや温室効果ガスを減らすなど原因を少なくする「緩和策」と、防災や高温に適した農作物を開発するなど「適応策」の2つがあると強調しました。
一方、過度な省エネによって、皮膚感覚が鈍くなった高齢者が冬場に低体温症になる例が増えていると紹介。「省エネを心がけながらも、まずは健康を大切にして」と呼びかけました。また、手首や足首、首を暖めることで、エネルギーを使わなくても体感温度を上げられるなどと説明しました。
窓から熱が出入りする割合が大きいため厚手のカーテンをかけたり二重サッシにすること、扉のすき間を市販のすき間テープでふさぐこと、部屋の間取りを布などで仕切ることなどの効果が大きいと示しました。他に、冷蔵庫は大きめの方が消費電力が少ないこと、すき間を空けて物を入れたり庫外の上に物を置かないことを推奨。エアコンの選び方や効果的な使い方も説明しました。
初めて受講した古川町の岩佐美和さんは「電化製品についてはあまり詳しくなく、冷蔵庫の使い方なども考えたことがなかったので、これからまた勉強していこうと思います」と話していました。



