10月25日(日曜日) 友雪館
岐阜県内各地の歌舞伎団体などが集い「第33回飛騨・美濃歌舞伎大会 ひだ2026」が開催されました。
県内では地歌舞伎文化が盛んで、歌舞伎保存会などが30団体以上あるそうです。「飛騨・美濃歌舞伎大会」は、そうした団体が一堂に会し、それぞれが練習を重ねてきた演目を披露しながら交流を深める催し。毎年持ち回りで開催しており、今年は飛騨市で開かれました。
この日は、飛騨市河合町歌舞伎保存会や白川町の佐見歌舞伎公演実行委員会、下呂市の鳳凰座歌舞伎保存会の3団体が出演。熱のこもった演技を披露しました。
佐見歌舞伎公演実行委員会は『寿式三番叟』を披露しました。天下泰平や五穀豊穣、家内安全を祈願して踊るもので、ストーリーは無い演目ですが、演舞の途中で踊り疲れてさぼろうとする相方を叱責するような特徴があるそうです。演じ手は、飛んだり跳ねたりの激しい動きも交えながら、優雅に踊りを披露しました。
鳳凰座歌舞伎保存会は『神霊矢口渡 頓兵衛住家』を演じました。運悪く、兄の仇である成金の頓兵衛の家に宿を求めた義峯に恋をしてしまった頓兵衛の娘・お舟。頓兵衛の凶刃から守るために義峯らを逃がし、身代わりとなって頓兵衛に刺されてしまいますが、最後の力を振り絞って追っ手をまこうとします。情愛深い悲恋の物語を熱演しました。
飛騨市河合町歌舞伎保存会は、狩場総奉行となった工藤左衛門祐経と、工藤を父の仇と付け狙う曽我兄弟との緊張感あふれる物語を披露しました。同保存会の大下哲矢会長は「他団体を招いての開催で、団体さんによって準備するものやアレンジされている部分が違い、模索しながらの取り組みで大変でした」「河合町の伝統文化を次の世代に引き継いでいくのが、この会の目的の1つ。今年も若い子たちが参加してくれていますが、これからもどんどん若い子に入ってもらいながら、地歌舞伎の面白さや伝統を知ってもらって、仲間が増えていってくれれば」と話していました。
この日は、特産品や飲食の販売を行う「里山の恵市」や文化展示などを行う「飛騨かわい いなか~にばる」も同時開催され、大勢の人でにぎわいました。









