11月1日(日曜日) 古川郷土民芸会館
日本美術院院友で日本画家の岡部巌さんによる日本画教室「日本画に親しもう!」が始まりました。
構図の取り方や岩絵具の扱い方など日本画の基礎から学べる講座で、全4回で1つの作品を完成させます。市美術館が教育普及事業として開催しているもので今年で5回目。独学では学びにくいとされている日本画について分かりやすく学べるということでリピーターの方も多く、人気の講座です。この日は飛騨市や高山市から18人の方が受講されました。
今回は、アンスリウムと鉢植えのモンステラなど植物をモチーフにした作品に挑戦。冒頭、岡部さんは「自分がどうしたいかが一番大事。こうしたいという思いがあれば、どんどん尋ねてください」「最初から上手に描こうとするのでなく、まずはモチーフをしっかり観察して。構造がどうなっているか葉脈などをよく見てあげることを意識してください」と呼びかけました。
最初に下書き用紙に思い思いの構図でスケッチした後、その下絵を麻紙ボードに写し取り、墨で縁取りなどを行いました。参加者は、モチーフに顔を近づけてじっくり観察したり、カメラで撮影して写真を見ながら鉛筆で下絵づくりに挑戦。岡部さんからアドバイスを受けて構図を大胆に修正する参加者もいました。
初めて参加した堀之内里奈さんは「京都造形大学の大学院の通信課程で洋画を学んでいるのですが、日本画もやってみたいと考えていたところ、市内で講座が受けられると知って応募しました。絵具を塗りながら描くものを決めていくのでなく、下書きでしっかり決めてから描くというのは久々で面白かったです」「こうした講座を市内で受けられたり、道具も貸してもらえるので、取り組みやすくていいですね」と感想を話しました。
岡部さんは「入門講座なので『こうしなさい』というのでなく、最低限の決め事を踏まえたうえで、好きなようにやってもらえれば。まずは材料になじんでもらうことが大事です」「日本画は、油絵や水彩画と比べて敷居が高いイメージがあり、材料も特殊。まずはやってみたり、美術にふれるきっかけになれれば」と話していました。









