10月14日(土)古川中学校グラウンドほか
一般財団法人日本航空協会(東京都)が「ふわり体験 航空スポーツ教室スカイ・キッズ・プログラム」を開催しました。これは市教委の飛騨市民カレッジ・ジュニア学部のカリキュラムの一つで、市内の小学4~6年生27人が参加しました。
同協会では航空スポーツ普及活動の一環で、年2~3回、全国の学校などで教室を開いています。今回は熱気球の搭乗体験を始め、模型飛行機を飛ばしたりして航空スポーツの魅力を伝え、飛行の仕組みなどを教えました。
日本航空協会常務理事で航空スポーツ室長の高津良彦さんは開校式で「普段、スマホは眺めても、空を見上げることは少ないと思います。今日は乗る、作る、飛ばすという体験を通して、大空を舞台にした航空スポーツの魅力を十分に味わってほしいと思います」とあいさつ。
また、沖畑教育長は「熱気球に乗るチャンスはめったにありません。今日は天気もいいので熱気球や模型飛行機を楽しんで、空のことに詳しくなってほしいと思います」と話しました。
熱気球は日本気球連盟の協力で風の影響を受けにくい早朝、開催されました。児童たちはグループ別に上空20mほど上昇し、約5分の空中散歩を楽しみました。ある児童は「めちゃ緊張する」と話しながら狭いゴンドラに恐る恐る搭乗しましたが、着陸すると「すごく楽しかった。もう一度飛んでみたい♪」と笑顔を見せました。
引き続き、日本模型航空連盟の西澤実さんの指導でプロペラを使った模型飛行機を制作し、飛行の仕組みを学習しました。完成すると、児童たちはグラウンドに出て、飛行時間を競い合いました。西澤さんは「飛ばす時は主翼のバランスが取れているか確かめ、プロペラは逆に回さないように、風に向かって飛ばしてください」と注意事項を伝え、「目標は初めて空を飛んだライト兄弟の飛行距離と同じ12秒を目指してください」と激励、各自一斉に飛ばしました。
最初はうまく飛ばなかった児童もコツを覚え、ゴムを巻く回数も80回、100回と増やすとグングン飛行距離を伸ばし「あと2秒足りない」などと悔しがったりして何度も挑戦していました。この後、トレーニングセンターでスポーツ航空のDVDを観賞。修了式では一人ひとり高津良彦航空スポーツ室長から修了証を受け取りました。