11月30日(木曜日)飛騨市まちづくり拠点node
2024年10月14日から11月24日にかけて開かれる国民文化祭「清流の国ぎふ文化祭」に向け、そのオープニングイベントで一斉に展示される各市町村ごとのオブジェ(ぼんぼり)のコンセプトについて検討する会議が、古川町殿町の飛騨市まちづくり拠点nodeで行われました。
オブジェのテーマは、各市町村の住民がそれぞれ誇りに思い、自慢できる地元の地域資源を「地域の推し=ちーオシ」として表現します。テーマをより具体的にしぼって報告すると、県から竹や和紙などの材料と設計書が届きますので、来年4月ごろをめどに住民の手で制作を始め、縦×横×高さがそれぞれ約2mの範囲に収まる巨大なぼんぼりを完成させる予定です。
飛騨市では11月1日から28日までの期間中、インターネットなどを通じて「飛騨市の推し」を募集。この日は、地域課題の解決に協力する「ヒダスケ!」の一環で参加した4人を含め関係者など9人が参加。集まったアイデア44点を基に飛騨市としての「ちーオシ」を検討しました。
アンケートには、「古川祭」「神岡鉱山」「天生湿原」「暴れ鮎」など4町それぞれの特徴を具体的に示したキーワードの他、「地元愛」「自然」といった町全体の魅力を一言で表現できるようなアイデアも寄せられました。
参加者は、それぞれの思いや考えも述べながら、できるだけ多くの人が納得できそうなキーワードを選定することに悪戦苦闘。飛騨市の歴史や自然、文化などさまざまな町の魅力を守り受け継いできた先人や、これから発展させていく市民や子どもたち、飛騨市に関心を寄せてくださる「関係人口」の皆さんなど、それぞれ「推し」を持って飛騨市を愛してくれる「市民」こそが素敵なのだという結論を導き出し、飛騨市の「ちーオシ」は「飛騨市民」とすることが決まりました。
「ちーオシ」コミュニケーターとして認証を受け、この日進行役を務めた大橋明日香さんは「1つのキーワードにまとまると思っていなかったのですが、『これだ!』と思える言葉に落とし込むことができ、共通認識ができたことがすごいと思います。ここからがスタート。来年4月からは制作も始まるので多くの方に参加してほしいし、それ以外にもいろいろな面で活躍していただけるので、『ヒダスケ!』の方も含めて関わっていただけたら」などと話していました。