ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 神岡小学校の親子が認知症サポーター養成講座を受講

神岡小学校の親子が認知症サポーター養成講座を受講

印刷用ページを表示する掲載日:2024年10月23日更新

10月17日(木曜日)神岡小学校

家族で認知症サポーターになってもらおうと、神岡小学校では5年生の親子を対象にPTA行事の一環として認知症サポーター養成講座が開催されました。

認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人やその家族に対して自分の出来る範囲で手助けをする人のことです。認知症になっても安心して暮らせる地域になることを目指して、飛騨市認知症キャラバンメイトが市内各地で養成講座を実施しています。

この日は飛騨市認知症キャラバンメイト4名が同校を訪れ、認知症の基礎知識やサポーターの役割、模型を用いて記憶の仕組みを解説。認知症の人と関わる際に大切なこととして3つの「ない」を紹介し、「驚かせない」「急がせない」「心を傷つけない」を心がけて、認知症の人の気持ちを大切にして欲しいと呼びかけました。

その後、キャラバンメイトが扮する道に迷った高齢者役に対し、児童たちが実際に声をかけるロールプレイを行いました。児童たちは友達同士で協力しながら「前から声をかける」「どうされましたか?」「大人の人を呼んでくるので、待っていてください」と声かけを行い、児童が保護者を呼びに行き、保護者が警察へ連絡するという対応場面を参加者の前で実演しました。

最後にオレンジ相談なないろ相談員の工藤佳子さんから、「先日、道で困っている高齢者に対して神岡小学校の児童が交番まで走って助けを求めてくれた」という実際にあったエピソードを紹介し、困っている人に対し「児童だけで解決できなくても大丈夫。近くの大人などに助けを求めて、手助けして欲しい」とメッセージを送りました。

今年度は市内小学校3校が認知症サポーター養成講座を受講し、計約170名の児童が認知症キッズサポーターとなりました。

当日の様子

神岡小学校の認知症サポーター養成講座の様子

模型を使った記憶の仕組みの違いを説明

5年生児童がキャラバンメイトが演じる高齢者に声を掛ける場面