11月13日(日曜日)宮川町林
地域の伝統芸能を受け継ごうと、宮川町在住の古中2年生生徒の発案がきっかけとなり、宮川町伝統芸能保存会の森下登美江さんが講師となり、この日、宮川小学校6年生児童3名が「恋吹雪みやがわ」の振り付けを学びました。
歌謡曲「恋吹雪みやがわ」は昭和61年8月に旧宮川村が合併30周年記念事業として作成したもので、日本舞踊調の踊りとともに、長年宮川地域の住民に親しまれてきました。
児童にとっては初めての日本舞踊。特徴的な足の運びや手先の伸ばし方、首の傾け方に戸惑いながらも、森下さんの熱心な指導により、約1時間30分の練習で一曲を通して踊りきるまでに上達しました。今後も、来年の同地区文化祭での披露に向け練習を重ねていきます。
宮川町在住の森下登美江さんは、「長年宮川で親しまれてきたこの曲を、若い世代に引き継げるのは喜ばしいこと。年頃に覚えたことはずっと覚えているもの。この唄が廃れることなく続いていける」と笑顔をみせていました。
6年生の丸田柚香さんは「日本舞踊の独特な仕草が難しかったけれど、この先も、来年の発表にむけ練習を頑張りたい。自分たちが踊る「恋吹雪みやがわ」を観てくれた人に、「自分も踊ってみたい」と思ってもらい、また、自分たちも教えられるようになることで、この曲が広がっていけばいいなと思う」と抱負を語りました。