4月22日(土曜日)神岡町地内
飛騨三大祭りの最後を飾る「飛騨神岡祭」が町内一円で開かれ、大勢の方でにぎわいました。この祭りは大津神社と白山神社、朝浦八幡宮の2社1宮が執り行う例祭の総称です。コロナ禍のため神事は4年ぶり、最大の呼び物である総勢350人の氏子たちが繰り広げる大津神社の行列は5年ぶりとあって、多くの市民や観光客が胸を躍らせ、行列を見守りました。
好天に恵まれたこの日、各社は正午ごろ渡御行列をスタート。大津神社では笛や太鼓による祭り囃子が奏でられる中、絢爛豪華な御神輿を中心に子ども神輿や獅子舞、采女、雅楽社中らが時代絵巻さながらの長い列をつくり、氏子たちが引く台輪では華麗な『浦安の舞』も披露されました。行列は西里通りを経て本町通りを巡行し、本町防災公園内では金蔵獅子や鶏闘楽などの芸能が披露されました。
行列を見守っていた同町の稲葉けい子さんは「祭りの日は早朝の触れ太鼓を耳にするだけでガンバローという意欲が湧きます。今日は久しぶりの行列に感激し、改めて神岡祭を誇らしげに思いました」と話しました。また、結婚後初めて実家で祭りを見たという黒田珠美さんは「昨年1月に誕生した長女の詩ちゃんと、ご主人の貴大さんに祭りを見せたくて里帰りしました」と話し、貴大さんは「観光気分に浸れるだけでなく、昼から宴を楽しめてぜい沢な1日を過ごせました。神岡町は地域のつながりがすごく濃いと感じました」と話していました。