7月8日(月)神岡小学校
神岡小学校5年生が、飛騨神岡高校の文芸部員5名を講師に招き、俳句教室が行われました。神岡小学校で俳句教室が開かれるのは今回で3年目になり、5年生45名が参加しました。
この日は文芸部から俳句や文芸部の説明、俳句クイズが行われました。「俳句には必ず入れるものがあります。それはどれでしょう」「チューリップは何音でしょう」などの俳句クイズに児童は元気いっぱいに手を挙げ楽しんでいました。
俳句は五・七・五の十七音で詠むことや、チューリップは5音ということ、季語は必ず入れることなどの説明がありました。
その後、5グループに分かれて交流をしました。「これは季語ですか」という質問には文芸部員が俳句歳時記で確認しながら答えたりアドバイスをして、実際に俳句をつくりました。続いて、俳句をグループ内で紹介しあい、グループで一つ代表句を決めて短冊にしました。
児童の田中登大くんは「流れ星 少したりとも 話せない」を発表しました。どうしても欲しいものとか叶って欲しいものがあって願おうとしても、流れ星が早すぎて言い切れないという思いが込められていると話しました。
感想や質問を発表する時間での児童は「自分が作った中で、かぶらないようにしつつ、共感できるような7句を作るのが難しかった」「最初はすらすら書けなかったけど、ペースが上がって17句書けたのでもう少し書きたいと思いました」「文芸部は他には何を作っているんですか」などと活発に話していました。
文芸部部長の中島聖音さんは「普段よりも、見た景色、思った感情をそのまま俳句に写し出しているのが素敵だなと思いました。私たちが疑問に思わないことを質問してくれて良い勉強になりました」と感想を述べました。