4月25日(土)・26日(日)神岡町地内
飛騨三大祭の一つである飛騨神岡祭が盛大に開催されました。約4,500人が訪れ、町は賑わいを見せました。
この祭は、神岡町市街地にある大津神社、白山神社、朝浦(あそら)八幡宮の二社一宮で、同日に行われる例祭の総称です。
前夜祭では、船津座にて神楽、鶏頭楽、獅子が披露され、祭り前夜から華やかに盛り上がり、贅沢なひとときを楽しむ人々の姿が見られました。
本祭では、正午から二社一宮がそれぞれ渡御行列を行い、町内各地を練り歩きました。大津神社では、数百メートルにおよぶ大行列が繰り広げられ、舞姫は雅楽の演奏に合わせて台輪の上で優雅に舞を奉納。神輿も厳かに進み、春の訪れを告げました。
その後、本町防災公園では芸能披露が行われ、雅楽、舞姫、鶏頭楽、獅子が次々と披露され、観客を魅了しました。
還御行列は、それぞれ異なる時間で行われました。昼とは一味違う雰囲気の中、鶏頭楽の鉦の音が響き渡り、氏子たちは力強く神輿を担ぎ、最後には本殿へと駆け上がる姿に観客から拍手と感動の声が上がりました。
浦安の舞を奉納した中学2年生の松葉一華さんは、「緊張したけど楽しかったです。鈴を振るのが難しかった」と話し、同じく中学2年生の前田千尋さんは、「みんなで動きを合わせるところを練習しました。たくさんの人が祭りに来て、見てくれたのが嬉しかったです」と笑顔で話しました。