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古川中2年生が「職業マイプロ」に向けて学び

印刷用ページを表示する掲載日:2025年7月3日更新

5月14日(水曜日)古川中学校

自分の好きなことや得意なことを深めながら地域に貢献する実践活動「古川中学校 マイ・プロジェクト(マイプロ)」の一環で、今年度2年生138人が取り組む「職業マイプロ」の実践を前に、取り組みへ向けた心構えなどについて学びました。

「職業マイプロ」は、将来の仕事や地域の職業、働く意義などについて学ぶもの。この日は、ものづくりからお金を稼ぐ流れをゲームで体験したり、仕事の見つけ方や向き合い方などを学ぶ講話などがありました。

最初に、教育支援や人材育成事業を展開する(株)ドングルズの皆さんが進行役を務め、「みんなの経済カードゲーム」を体験しました。製品の原料となるさまざまな「資源」と、製造に必要なさまざまな「技術」が記入されたカードをそれぞれ組み合わせ、できた「生産物」を「取引所」に持ち込んで規定の「お金」と交換する流れ。3、4人ごとのグループに分かれ、自分たちが持つカードで作れる生産物や効率的な儲け方などを相談しながら手元の資産を増やし、その額を競いました。

住桃花さんは「いろいろなカードがあったり、組み合わせ方もあって面白かったし、勉強になりました。取引所でカードを交換してお金を増やすのが一番楽しかったです。経済のことがなんとなく分かったように思いました」と感想を話しました。

今回の催しを提案した古川町のナウエ(株)代表取締役の名上瑞輝さんによる講話もありました。同社は木工会社として事業を行ってはいても、大切なのは「社会から必要とされるものを形にすること」であり、時代に合ったものづくりをしながら社員の幸せを実現し、その結果として顧客や地域の幸せにつながる経営を目指したいと語りました。

また、仕事をめぐる自身の人生も振り返り、勤めた会社で熱望して配属された部署の仕事が思っていたより楽しくなかったと吐露。働くなかで同僚や後輩に頼られることに一番喜びを感じている自分に気付き、まちを水害から守ることに使命感を持ったと紹介しました。好きで興味を持ったことに没頭するうちに、やがて持つようになる違和感の中から真に心を動かされるものが見つかると強調。「自分の知らない世界に飛び込んで社会を体験して選択肢を広げてほしい」などと呼びかけました。

子どもたちに起業家精神を学んでもらう活動などを行う「未来創造たまご塾」アドバイザーの加藤喜昭さんによる講話、質問項目に回答することでそれぞれに合うと考えられる職業分野が示される適性検査、希望する職業のプロになりきってインタビューを受けてみる体験などもあり、盛りだくさんの内容でした。

中屋彩七さんは「ゲームを通じてお金を稼ぐ大変さが分かりました。また、名上さんのお話から、最初は好きでも途中で変わることがあることや、新しいことにどんどん挑戦していくことが大切だと分かりました」と感想を話しました。

今回の学びの場を提供した名上さんは「学校や行政に対して『やってほしいな』と思うことを、自分も主体的に取り組んでみようと協力しました。生徒さんはすごく活発で、楽しそうに取り組んでもらえて良かったです。これから高校、大学、社会へと出て行った時に、今日の話などを思い出してもらえたら嬉しいですね」と話していました。

当日の様子

古川中2年生が「職業マイプロ」に向けて学び
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