5月9日(金曜日)~29日(木曜日)神岡町公民館
福祉サービス事業所ピースを運営するNPO法人飛騨市障がいのある人を支える会による作品展が、神岡町公民館1階ロビーで開催されました。会場には、障がいのある方が制作した約40点の作品が展示され、どなたでも無料で観覧することができました。
ピースでは、障がいのある方が絵手紙や貼り絵、月ごとの壁面飾りなどの創作活動に取り組んでいます。日々の積み重ねで完成した作品には、それぞれに思いが込められています。
ピースの名前の由来は、ジグソーパズルの「ピース」からきています。ジグソーパズルは1000ピースであっても、どれ一つ同じ形のものはありません。また、一つでも欠けたら、そのパズルは完成できません。一つひとつ形の違うピースには、しっかり居場所があり、一つひとつかけがえのない大切な存在だという意味が込められています。
展示の中央には、ペットボトルキャップで作られたジグソーパズル型のエコキャップアートが設置され、「ピース」の文字がデザインされていました。丁寧に一つひとつのキャップを並べて作られた大きな作品からは、根気強く取り組まれたことが感じられます。
制作した方々の中には、はじめは絵を描くことや色を塗ること、のりをつけて貼ることが苦手だった方もいますが、回数を重ねる毎に楽しみながら取り組むようになっていったそうです。そうして出来上がった作品は、来場者の心を“ほっこり”と和ませていました。