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「これなんだ? わからない民具を囲む会 in 飛騨市」を開催

印刷用ページを表示する掲載日:2025年7月17日更新

7月12日(土曜日) 飛騨みやがわ考古民俗館

使い方や使いみちが分からなくなった民具について、知っていることを意見交換しながら考察したり、一般公開されたばかりの資料情報収集アプリ「みんぐ Web」に写真や記事を登録して広く共有したり情報を募る催し「これなんだ? わからない民具を囲む会 in 飛騨市」が行われました。

各地の博物館や資料館には、昔使われていたさまざまな民具が集められていますが、その作り方や正しい使い方について知る人が減って分からなくなり、資料の価値を伝えきれず十分に活用できないという状況が全国的に生じています。

そこで、民具の愛好家や市民の皆さんに気軽に参加していただき、民具をさわって観察したり自由に意見交換をして民具の価値を再発見しようと行われたもの。また、学術資源リポジトリ協議会が開発した「みんぐ Web」を広く知ってもらい、多くの人に活用してもらって情報の共有を進め、民具資料の保存や継承、活用に役立ててもらおうと使い方の説明も行われました。

この日は市内外の20人が現地やオンラインで参加。国立歴史民俗博物館で博物館学など幅広く研究している特任助教の川邊咲子さんが進行役を務め、対象の民具を1つひとつ取り上げて意見を求め、各人がそれぞれの立場から考察したり気付いた点を共有。「みんぐ Web」にアップした情報にもすぐにコメントが書き込まれたりしました。

参加者からは「飛騨では竹で道具を作ることは少ないし網目もきれい過ぎるので、これは市販品を買ってきたのでは」などの意見が出たり、「背負う」を意味する方言が県内各地でも違いがあるという話題で盛り上がったりしました。

高山市の牧田和恵さんは「普段から各地の民具を調べているのですが、今日は資料館の方のお話や土地土地の違いなどを聞くことができ、これまで調べてきたことに肉付けがされました。民具を残していくための未来が見えてきたように思え、さらにやりたいことが広がりました」と喜んでいました。

当日の様子

「これなんだ? わからない民具を囲む会 in 飛騨市」を開催
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