8月16日(土曜日) 古川町コミュニティセンター
薬草活用講座「山椒のある暮らし~薬草香るラー油とピリ辛ランチづくり」が開催されました。
「薬草のある暮らし」をテーマにした市民向けの講座は、地域資源である薬草を活用したまちづくりの一環で毎年開かれているもの。今年度第1回目となったこの日は「山椒」を主なテーマに、「薬草香る発酵ラー油」や、手作りした薬草ラー油などを使った「麻婆豆腐」「豆乳担々つけ麺」などの手作りランチに挑戦。富山県や石川県など市内外から13人が参加しました。
最初に、地域おこし協力隊として薬草に関わる活動をしている毛受聖佳さんが、山椒の主な種類や見分け方、特徴や効能などを紹介した後、3~4人ずつのグループに分かれて調理を行いました。
一味唐辛子や山椒を中心に、ごまや青のりなどを加えて作る「薬草香る七味」に挑戦。お好みでドクダミやトウキの粉末なども加え、思い思いの七味を完成させました。すり鉢ですったり味見をした参加者は「すごく香りが強い」「唐辛子より山椒の風味がすごいね」などと話していました。
また、みじん切りにしたタマネギやショウガ、ニンニクをたっぷりの油で炒めた後、作った七味や塩こうじ、山椒や薬草などを追加して油とともに混ぜ合わせ、さまざまな料理の隠し味となる「ラー油」を作りました。参加者同士で協力しながら、麻婆豆腐や豆乳担々つけ麵も手際よく調理。それぞれの「ラー油」を加えることで味や風味に違いが出ることに驚いていました。
薬草を使った料理講座には初めて参加したという古川町の高橋記子さんは「七味を調合する時、薬草の効能などが分からず分量に迷いましたが、教えてもらって良いあんばいの七味ができました。料理も美味しくできました」「飛騨産直市そやなで山椒を見かけたんですが、その時はどう使えばいいか分かりませんでした。今日はこうして教えてもらって、山椒を身近に感じられたので、暮らしの中に取り入れていきたいです」と喜んでいました。