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中京大学の学生がヨシの活用策を検討・発表

印刷用ページを表示する掲載日:2025年8月25日更新

8月21日(木曜日)・22日(金曜日) 市役所、古川町市街地、池ヶ原湿原

企業や製品の研究・開発などに取り組んでいる中京大学経営学部の学生22人が飛騨市を訪れ、インターンプログラムの一環として「ヨシ活用プロジェクト」に参加し、2日間にわたって学びを深めました。

ヨシは湿原や河川などに生え、繁殖力が強いことで知られるイネ科の多年草。ミズバショウやリュウキンカが自生する池ヶ原湿原にも繁茂し、生態系に与える影響が大きく、市では毎年刈り取り作業を行います。

刈り取ったヨシを有効活用するため、市は池ヶ原湿原自然保護センターや日本新聞インキ(株)と共同で、ヨシを繊維化して商品化する同プロジェクトを開始。今回は、学生の皆さんにヨシ商品に付加価値を与えるアイデアや催しの企画、PR手法の立案などに取り組んでもらいました。

学生らは初日、まつり広場や瀬戸川、古い町並みなどを巡り、住民が自主的に景観の保全に取り組んでいること、祭りや酒が暮らしの中心となっていることなどを学びました。その後、市職員から市の特徴や課題、プロジェクトの概要説明を受けた後、具体的な商品の開発や販売などについて議論し、意見をまとめて発表しました。

ヨシで作った和紙を使い、地元の小学生や観光客を巻き込んでランタンを手作りするワークショップやイベントの開催、油とり紙や日傘、帽子などヨシを活用した商品の開発を行う企業の立ち上げなど、具体的なアイデアが発表されました。

2年生の西井彩葉さんは「旅行が好きでいろいろな所へ出かけますが、そこの自治体が抱える課題や取り組みなどを知る機会はあまりありません。今回、自分たちでアイデアをつくり、課題解決のステップを一緒に踏めるのは貴重な体験です」などと感想を話しました。

2日目には池ヶ原湿原でヨシ刈り作業を体験しました。また今後、ヨシ商品の加工現場の見学や作業なども体験。提案したプランが採用された場合、販売に向けた営業活動も行うなど実践的な学びを行っていく予定です。

当日の様子

中京大学の学生がヨシの活用策を検討・発表
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