10月3日(金曜日) 神岡中学校
都竹市長が神岡中学校を訪問し、校長との学校経営方針に関する意見交流を行ったほか、生徒たちが総合的な学習の時間に取り組む『探Q学習』の発表や各クラスの授業参観、生徒会執行部との意見交換会を行いました。
校長からは、町全体で子どもを育てる意識であり、神岡中学校でも保育園から高校まで連携していることについて説明がありました。具体的には、将来の自分たちの姿を想像するために町内保育園児や神岡小学校の児童が神岡中学校の体育祭を見学に訪れる取り組みや、飛騨神岡高校との連携事例として、あいさつ運動や探Q学習における高校生の支援活動が紹介されました。
その後、各教室で行われている探Q学習の取り組みを見学した後、2・3年生の代表グループによる発表が行われました。2年生のグループは、「学びに卒業なんてない!!」をテーマに、全世代が街全体を学園とみなし、市民が先生となる『市民カレッジ』の講座を企画しました。生徒たちは、子どもたちも楽しめるようビーズアクセサリー作りを行う予定とのことで、都竹市長からは「ターゲットを設定している点が素晴らしい。市民カレッジの講座を企画してくれてありがたい」と講評がありました。
続いて、3年生の福祉探求グループによる発表が行われました。このグループは町内の福祉施設を訪問し、レクリエーションを実施したほか、認知症のVR体験や認知症サポーター養成講座を通じて学んだ内容を発表しました。都竹市長は「認知症や高齢者に対して固定観念を持たず、一人ひとりに寄り添う姿勢が大切です。学校生活でも同じように、個々の状況に合わせて接していくことを意識してください」と助言しました。
その後、都竹市長は各クラスの授業を見学し、生徒会執行部との語る会に参加しました。生徒会執行部からは、まずスローガンや活動報告が行われ、その後、校則をテーマに学校やPTAと議論を進めてきた事例が紹介されました。これに対し、都竹市長は「校則は、あえてルールを定めることで制限を設けていますが、時代とともに合わなくなるものもあります。なぜその校則があり、何を守るためのものなのかを明確にすることで、その解釈が深まると思います」と助言しました。
生徒会は、前期から後期へと活動を引き継ぎ、今後も活動をさらに深めていきたいとのことです。