10月10日(金曜日)飛騨市役所
市の関係人口プロジェクトの8年間の歩みをまとめた書籍「飛騨発つながりづくりイノベーション~これからの関係人口を語ろう」の出版を記念し、特別公開イベントが開催されました。
このイベントでは、文化人類学者の辻信一さんをゲストにお招きし、都竹市長と共に、人口減少や高齢化の中で地域や人々が豊かに暮らしていくための秘訣をテーマにトークショーが行われました。
はじめに、市担当者が「関係人口プロジェクト」8年間の歩みについて、「うれしい・楽しい・面白い」をキーワードとした事業展開を行ってきたことを説明しました。
その後、トークショーのなかで、辻さんは飛騨市の関係人口の取り組みについて、「おたがいさま・おすそわけの関係が絆を深めている」と述べ、さらに「この書籍では豊かさとは何かを問い直す機会を得た」と話しました。これに対し市長は、「関係人口の皆さんに“いいな”と思ってもらえることが地域の肯定感の向上や地域の力に繋がる」とし、「視点を固定化せずに見ることで、さまざまなことがより豊かに見えてくる」と応じました。
参加者からは「ネガティブなことをポジティブに変えるためにはどうすればよいか」との質問が寄せられ、それに対して市長は「面白くなる可能性を持つことが重要です。面白い映像を思い描き、そこから逆算して行動していけば、必ず実現できる」と回答しました。
書籍「飛騨発つながりづくりイノベーション~これからの関係人口を語ろう」の詳細は、市ホームページからご覧ください。