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院友・岡部巌氏による「日本画教室」が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2025年11月6日更新

10月12日(日曜日)~11月2日(日曜日)古川町郷土民芸会館

飛騨市美術館が11月2日までの日曜に全4回にわたって「日本画教室」を開催しました。講師は日本美術院院友・岡部巌さん(高山市)が務められました。市美術館が開催する岡部さんの教室は4年目を迎えました。

今回は“日本画に親しもう”というテーマで、初心者にも楽しんでもらえるように「構図の取り方」や「岩絵具の扱い方」といった基本が中心ですが、市内では数少ない日本画の教室とあって、経験者の方々も参加されました。

教室は装飾用のおもちゃカボチャや蓮のドライフラワーをスケッチした後、麻紙をベニヤなどに貼った麻紙ボードに下絵を写し取り、背景を塗り、思い思いに彩色しました。

受講者は岩絵具のほか、下地に用いる水干絵具など絵具の種類や扱い方を学び、背景には水干絵具を使い、岩絵具を定着させる接着剤「ニカワ」と絵具を指で混ぜ合わせる工程も体験。

おもちゃカボチャの彩色に集中する受講者の傍らで、岡部さんは「カボチャ本体だけでなく、見落としがちなヘタの部分をしっかり描くと絵が引き締まり、出来栄えのいい作品になります」「全体のバランスや配色を考え、隅々までていねいな作品づくりを心掛けてください」などとアドバイスしました。

古川町の布施ゆみ子さんは「子育てを終え、好きな日本画を学びたくて参加しました。絵を鑑賞するのが好きで、年賀状に描いたりしますが、日本画は色彩がきれいで、線の細かい描写が気に入っています」。

また、長年水彩画や日本画を描き続け、講師も務めている古川町の砂田芳道さんは「絵の勉強だけでなく、受講者の声にも耳を傾け、自分の講座に反映したくて参加しました。麻紙ボードが吸い込む水の加減が分かりましたが、人生死ぬまで勉強ですね」と話されていました。

当日の様

院友・岡部巌氏による「日本画教室」が開かれました
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