7月14日(火曜日) 神岡町コミュニティセンター
飛騨神岡高校を応援する会(飛騨神サポータ―)は、生徒や教員、地域の方など約320名を招き、東京演劇集団風による公演会を実施しました。この公演会は、地域の未来を担う高校生たちの成長を通して地域の活性化をという目標のもと、飛騨市ふるさと納税活用まちの元気創出支援事業を活用して行われました。
公演に先立ち、飛騨神サポータ―の帰家圭吾さんは「今回の公演はふるさと納税を活用したものです。市にふるさと納税から飛騨神岡高校を応援するメニューを選んできただき約600万円を寄附してもらっています。市外にお住いの出身者の方々など、多くの方に支えていただいています」と話しました。
また、飛騨神岡高校の小原誠校長は「神岡町で連携型中高一貫教育が始まり16年経ちますが、高校と中学校の生徒が一堂に会するのは初めてです。一流の芸術に触れ、感動を共有することで連帯感が育まれます」とあいさつしました。
東京演劇集団風は1987年の創立以降、拠点劇場を中心に全国や海外でも活躍しています。この日は、アメリカの北フィラデルフィアを舞台にしたライル・ケスラー作「Touch~孤独から愛へ」を上演しました。作品は、孤児である不良の兄トリートとアレルギーで外出できない弟フィリップが、謎の紳士ハロルドとの出会いを通じて他者との向き合い方などを知り成長する物語です。
今回の公演はバリアフリー演劇。会話は字幕で表示され、会場ではナレーションで状況説明も行われました。さらに、登場人物の特徴を説明する場面や大きな足音の演出、手話通訳士の方も登場人物として舞台上を動き回るなど、障がいのある方でも状況が理解できるよう配慮されています。物語の舞台設定も含め、共生社会を考えるきっかけづくりとなっています。
上演後に神岡中学校生徒会長の小川七愛さんは「ハロルド、トリートに感情移入してしまいました。最後の二人のシーンはとても印象的でした」と語り、飛騨神岡高校生徒会長の高林瑛大さんは「フィリップの成長がとてもよかったです。さまざまな仕掛けがあり、バリアフリーの大切さを感じました」と演劇の手法への配慮など想いを役者の方へ伝えました。
ハロルド役を演じた東京演劇集団風代表の柳瀬太一さんは「開催前から皆さんに出会えるのを楽しみにしていました。今日の舞台は皆さんと一緒に作り上げたものです。自分や家族、先生、時代などそれぞれの考え方がありますが、Touchのメッセージを大切にして欲しいです」と生徒たちに想いを伝えました。
神岡中学校の渡邉正典教頭は「プロの仕事を間近で見られる貴重な機会となりました。今回をきっかけに、今後も中高連携型一貫教育として一緒に活動する機会ができれば」と期待を語りました。
○「飛騨市ふるさと納税活用まちの元気創出支援事業(認定事業)の紹介」から詳細をご覧いただけます