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働き手と企業がこれからの「働き方」について討論

印刷用ページを表示する掲載日:2022年10月31日更新

10月29日(土曜日)古川町公民館

働き手や企業が一緒になってこれからの「働き方」について討論する「飛騨市の働き方未来フォーラム」が、古川町公民館で開催されました。

少子高齢化や人口減少、人手不足といったさまざまな課題がある中で、企業と働き手が互いにやりがいを持って仕事に取り組み、より豊かに、幸せに暮らすための「多様な働き方」をテーマに語り合おうと、(一社)飛騨古川青年会議所が企画したもの。当日は、飛騨地域の高校生や働いている皆さん、経営者など約70人が参加しました。

第1部では、社会政策課題研究所所長の江崎禎英さんが「健康経営の推進―働き方改革とWell-beingの実現」と題した特別講演を行いました。経済の成熟期に入った今、働き手の健康を守る取り組みと、より収益をあげる経営は対立する概念ではなくなっていると説明。従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」の考え方を分かりやすく紹介しました。具体的な事例やデータをあげながら「従業員の健康保持や増進は、将来的に企業の収益性や企業価値を高めるための投資」だと指摘しました。

また、「仕事とは、人を幸せにすること」だと強調。「楽しくなければ仕事ではない」と持論を話し、働き手の多様性を生かしたり、ワークライフバランスなどを実現する組織づくりの重要性を指摘しました。

第2部では「わが社の働き方未来へ向けて」と題し、市内の企業6社の経営者や人事担当者らが登壇し、各社の事業内容や特色、企業風土や理念の他、働きやすい職場づくりの実践例など、それぞれの魅力を紹介しました。

第3部では「多様な働き方で解決できる飛騨市の課題」をテーマに、江崎さんと市内企業の代表者、吉城高校前期生徒会長の森本翔太さん、飛騨古川青年会議所の齋藤憲一理事長らがパネルディスカッションを行いました。

討論では「高校生が、働くことについて興味をもち、気軽に聞ける環境づくりが必要だ」「社員の成長も大事。仕事の技術や心構えだけでなく、社会に良い影響を与えているんだという感覚を持ってもらう組織づくりが必要では」「課題を解決するというのは楽しいこと。やりたい仕事を楽しみながらすることが、周りにも良い影響を与える」など幅広い意見が交わされました。
登壇して発言した吉城高校3年の森本さんは「企業のやっている事や考えなど詳しいことを聞く機会は、高校生にはなかなかありません。今日はいろいろ知ることができて良かったです」「やりたい事や、どうやっていくかについて考えていきたい」と話していました。

齋藤理事長は「経営者と従業員は、立場は違っても同じ人間であり、抱える課題をみんなで解決していくことが大事。そのために目指すところを1つにする必要がある。フォーラムを通して、チームとして会社を良くし、顧客や社員の幸せを願っていくことの重要性に気付いてもらえれば」などと話していました。

他に、市内企業7社が会場にブースを設け、訪れた人にそれぞれの事業の特色や魅力について紹介していました。

 

討論会の様子(1)

討論会の様子(1)

 

討論会の様子(2)

討論会の様子(2)

 

討論会の様子(3)

討論会の様子(3)

 

討論会の様子(4)

討論会の様子(4)

 

討論会の様子(5)

討論会の様子(5)

 

討論会の様子(6)

討論会の様子(6)

 

討論会の様子(7)

討論会の様子(7)

 

討論会の様子(8)

討論会の様子(8)

 

討論会の様子(9)

討論会の様子(9)

 

討論会の様子(10)

討論会の様子(10)