10月3日(月曜日)黒内果樹園
古川西小3年生が、古川町の黒内果樹園でまっ赤に色づいた自分だけのオリジナルリンゴを収穫しました。3年生の「総合的な学習の時間」で学んでいる「飛騨りんご」の学習の一環で、この日は収穫後、出荷作業の見学も行われました。
児童たちは春に摘果作業を体験し、実が大きくなるとオリジナルりんごを作るためのシール貼りを行いました。これは透明なシールに好きな絵や文字をマジックで書いてりんごに貼り、赤く色づくと絵や文字が浮かび上がります。
待ちに待った収穫を迎え、児童たちは天木政彦組合長から「りんごは花が咲いて150日で収穫できます。昼夜の寒暖差があるほど赤くなり、いい匂いがするりんごはおいしいですよ」などと飛騨りんごについて説明を受け、この後「りんごは無理に引っ張ったり、くるくる回しても取れません」と収穫方法を教えてもらい、お目当てのオリジナルりんごを収穫しました。児童たちはさっそくシールをめくり、くっきり黄色に浮かび上がった怪獣などを見つけると歓声を上げていました。
この後、りんごの選別や段ボール箱を自動で作る機械などを見学し「良いりんごと悪いのはどうやって分けますか」「傷があるのはどうしますか」などと質問し熱心にメモを取ったり、「家ではほうれんそうの箱をおばあちゃんが作っていますが、機械で次々と作っていてびっくりしました」などと感想を話していました。
最後に1年間にわたる学習の締めくくりとしてりんごが振る舞われると「甘くて果汁がいっぱい。ジュースみたい」とおいしそうに食べ、中には食べ過ぎたのか「給食食べられるかな」と笑顔を見せる子もいました。田端航晴君は「くっきり模様が浮かんだりんごに感動しました。出荷用の機械もいろいろ見ることができて良かった」と話していました。