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環境に配慮した登山道の整備などを学びました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年10月7日更新

10月3日(月曜日)~4日(火曜日) 天生県立自然公園緊急避難道など

登山道などの整備や補修に関して新しい技術を習得したり、歩道などの整備にも応用できる循環型の工法について学ぶ「未来へつなごう!先人の技と心。天生県立自然公園登山道補修ワークショップ2022」がこのほど開催されました。

地域の自然環境と人の営みが共存できる循環型の山づくりの基礎や、昔ながらの伝統工法、山道の管理などについて、東北芸術工科大学デザイン工学部非常勤講師で環境再生医の田賀陽介さんが講義とワークショップを実施しました。

3日に河合振興事務所で開かれた座学には市民の他、春日井市や犬山市など市外からの参加者も合わせ、19人が参加しました。4日には、飛騨市と白川村にまたがる天生県立自然公園内の緊急避難道登り口の一部を整備する作業を実施し、16人が参加。怪我人や資材を運ぶための運搬機が安全に昇り降りできるよう、傾斜を緩やかにする作業を行いました。

斜面に生い茂る樹木を間伐し、土を切り崩して道幅を広げた後、直径約20cm長さ2mほどの丸太を組んで固定し、すき間に割栗石や土のうを詰めて崩落を防ぐ工法を実践しました。また、間伐した雑木などを用いて作った粗朶柵(そださく)を配置することで透水性を良くしたり効果的な法面の土留めなどを行う自然環境に配慮した工法に挑戦。田賀講師の指示やアドバイスを受けながら、参加者は作業に汗を流しました。

参加した土岐市の井口博詞さんは「宮川町種蔵の空石積みのワークショップのスタッフとして関わる中で、土の中の空気や水の循環機能について学ぶ機会がたくさんあり、土の呼吸をよりうながすことができないかを考えるようになりました。昔ながらの石畳などにはそうした機能が残っており、道づくりへの関心も高まったので今回参加しました。昔の土木の知恵などを学びたいです」と話していました。

 

作業の様子(1)

作業の様子(1)

 

作業の様子(2)

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作業の様子(3)

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作業の様子(4)

作業の様子(4)

 

作業の様子(5)

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作業の様子(6)

作業の様子(6)

 

作業の様子(7)

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作業の様子(8)

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作業の様子(9)

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作業の様子(10)

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作業の様子(11)

作業の様子(11)