11月19日(土曜日)やまさち工房
古川町の味噌づくりグループ「水かがみ」(田中恵子会長)による味噌の仕込みが19日まで3日間にわたり、河合町にある食品加工場やまさち工房で行われました。
水かがみは平成16年に古川町の農家婦人らで結成し、壱之町にあった旧三木こうじ店の指導を仰ぎながら活動をスタート。それ以来、地元の大豆や米麹などを用いて、委託販売を含め、桶にして100個ほどの合わせ味噌を仕込んでいます。19日はメンバーと味噌を注文した客ら15人のほか、都竹市長や地域の食文化を後世に残す活動に取り組む市農林部食のまちづくり推進課の職員もボランティアで参加しました。
作業は前日から地下水に浸しておいた「里のほほえみ」という品種の大豆を蒸してミンチ状にした後、湯気を上げる大豆を作業台に広げ、新米の「ひとめぼれ」でつくった麹や塩などを入れて混ぜ合わせます。この後、こぶし大に握って空気が入らないように桶に投げ入れ塩、焼酎、酒粕などを加えて仕込み作業は終了です。仕込んだ後は各自で1年から1年半保存して熟成させます。
水かがみ顧問の氷見明美さんによると、この合わせ味噌は甘く風味豊かで、味噌汁にしても味噌が分離せず味が均等にのっているのが特徴だそうです。氷見さんは「味噌づくりは準備が大変で重労働ですが、昔から受け継がれて来た甘くて風味豊かな味噌をこれからも頑張って作りたいと思います。ボランティアに来ていただき大変助かりました」と話していました。