11月26日(土曜日)ぬく森の湯すぱーふる
11月の薬草週間の一環として、ワークショップ「薬草ばあちゃんと作るほっこり冬茶」が行われました。
薬草週間とは、広く薬草を身近に感じていただこうと毎月、市内の各入浴施設で薬草に関するさまざまな催しを行うものです。11月は、ヨモギの薬草風呂、かわい野草茶研究グループが生産している野草茶の試飲、各種薬草商品の販売などもありました。
このワークショップには、薬草に関心のある市内の10人が参加。30年以上も前から身近な薬草を暮らしに取り入れる取り組みを行ってきた薬草コンシェルジュで家庭薬草指導員の森下和子さん(古川町在住)を講師に招き、さまざまな薬草の特徴を聞いたり、実際に薬草茶を作って味わいました。
この日、森下さんが用意した薬草は7種。ドクダミ、クマザサ、マツ、カキ、ヨモギ、イチョウ、クワのそれぞれの効能や、使い方のコツなどを学びました。また、森下さんから「成分が流れ出てしまうので、薬草はなるべく洗わないで」「お茶は水から煮出して」などのアドバイスを聞きながら薬草茶作りに挑戦しました。
参加者は、森下さんから手順を聞きながら、用意された薬草をハサミで細かく切り、パリパリになるまで鍋で炒って乾燥させた後、ティーバッグに詰めて手作りの薬草ティーバッグを完成させました。また、生の葉のお茶と、炒って乾燥させた葉のお茶を飲み比べ。参加者は「炒ってあるものの方がまろやか」などと話しながら、じっくり味わっていました。
参加した神岡町の熊崎禎子さんは「薬草になる植物が地域にあることを当たり前のように思っていました。今日は、こうした植物が身近にあるということを再認識できて良かったです」、同じく白木和子さんは「森下さんがお元気そうで、こまめにいろんな事をやってみえて感心しました。身近な材料を使ってまた作ってみたいですし、こうしたイベントにもまた参加したいです」などと感想を話しました。
森下さんは「内臓を良くすれば、多少手や足が痛んでも何とか暮らしていけます。身近にある植物の中には、役に立つものがいろいろあるので、使ってもらって、みんなに元気になってほしい」と話していました。