12月19日(月曜日)飛騨市役所
同校は「学校安全」に関するさまざまな活動に取り組んでいます。中でも「防災教育」は消防署や警察署、防災士会など市の関係諸機関や地域教育支援企画会社(株)Edo、校区会などの地域人材と一体となって進めているため、生徒たちが主体的に防災について学べるカリキュラムを編成できたそうです。今回の受賞はこうした地域と学校が協働して教育活動を進めている点が高く評価されました。
同校生徒らは「総合的な学習の時間」を通して年10回の防災教育を学んでいます。人命救助の方法を学ぶ風水害ゲーム、消防署や自衛隊、助産師から災害時の役割などを学ぶ地域との関わり、家族で備える防災バック、また地域コミュニティーでの話し合いや行動などを通して「公助」「自助」「共助」についても学びました。これにより1年生は“地域での防災”をキーワードに防災の基礎を身につけ、2、3年生は地域をより深く知るという意識付けを高めることができました。
この日は飛騨市防災士会、(株)Edo担当者、同校と市教委関係者らが出席し、中村裕幸校長は「多くの市民や団体、地域とのかかわりの中で防災教育に取り組んだことが認められたことは大変喜ばしいことです。今後の活動の励みになり、長く続けていきたいと思います」と受賞報告しました。また沖畑教育長は「防災教育は学校教育の根底です。これからも児童が地域とつながりながら、主体的に防災にかかわることに努めてほしいと思います」と話しました。
同校の受賞は県教委の審査を通じて県内8校の優良校の中から推薦され、11月10日、岩手県盛岡市で行われた「令和4年度全国学校保健・安全研究大会」で表彰されました。