12月22日(木曜日) 飛騨市民病院
神岡町在住の富山県出身者らの会「富山県人交親会」が創立100年を節目に解散することとなり、同会から飛騨市民病院へ寄附金が贈られました。
今から100年前の大正11年(1922年)、富山県で誕生した同会は、当時鉱山で栄え人口が増えていた神岡町へ商いで行き来をしているうちに交流ができて発足。当時は富山県の人のみでしたが、交流していくうちに親しくなった神岡町の人も会員になり、旅行や山菜・海の幸を持ち寄ってのパーティーなどで親睦を深めてきました。
ピーク時には100名ほど会員がいましたが現在は41名まで減少し、高齢化によりこのままでは会が自然消滅してしまうのではないかという思いから、年内に区切りをつけ解散する運びとなりました。
解散総会は12月8日に船津座で行われ、今後また若い人が立ち上げるかもしれないという願いから、同会の活動記録は前会長が保管することとなりました。
この日は同会副会長で前会長の山田明さん(富山県)、幹事長の植田要助さん(神岡町)、堀沢 巴さん(神岡町)が同病院を訪れ、残った活動費17万2,663円を寄附されました。
山田さんは「大正11年創立の歴史ある会だが、誠に残念だが100周年をもって解散することとなった。わずかではあるが、会の皆さんがこれからもお世話になると思うのでよろしくお願いします」とこれまでの思いを込められました。
受け取った黒木嘉人病院長は「切っても切り離せない関係である神岡と富山を繋ぐ同会は、素晴らしい会だと感銘を受けた。そんな歴史ある会が解散するのは悲しいこと。今までの皆さんの功績に敬意を表し、そしてその大切なお金を病院に寄附していただき、心から感謝している。皆さんの気持ちは有効に使わせていただきます」と感謝しました。