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「里山ナース〈HYPERコース〉」修了者に認定書を授与

印刷用ページを表示する掲載日:2022年4月25日更新

4月25日(月曜日) 飛騨市民病院


飛騨市民病院が独自に設けている看護師教育プログラム「里山ナース院内認定制度」における第2段階、「HYPER」コースを修了した同病院の看護師6人(修了者は7人)に対し、認定書が授与されました。

超高齢化の先進地である飛騨市では、その地域特性に合わせ、医療だけでなく介護や福祉、予防などの分野が連携して地域包括医療・ケアを進めています。こうした体制を維持発展させるためには、市民の皆さんの急性期から慢性期、在宅支援までを含めた質の高いサービスを提供できる看護師が必要不可欠です。
そうした人材を育成して医療提供体制を整えるとともに、魅力ある育成制度を設けることで人材確保にもつなげようと平成30年度、人材育成プロジェクトチームを設置し、地域包括医療・ケアに必要なスキルを身につけるための育成プロジェクトや、「里山ナース院内認定制度」と名付けた同院独自の認定制度を検討。令和元年度にはプログラムの第1段階として、救急から急性期看護、慢性期看護~看取り期を理解できることを目指す「SUPER」コースを開講し、参加した32人のうち28人が認定書を授与されました。
今回、認定書が授与された「HYPER」コースは、地域の特性を理解し、「SUPER」コースで得た知識をもとに、さらに幅広い看護の提供ができることを目指すというものです。今年度は第3段階である、専門性を極め、地域住民の命や暮らし、尊厳を守る看護の提供ができることを目指す「EXCELLENCE」コースの募集が行われます。
 
授与式では都竹市長が、認定された看護師の皆さん一人ひとりに、山中和紙でつくられた認定書を手渡してお祝いの言葉を述べ、「医療が細分化、高度化する中で、人を部分で見るのでなく、丸ごと全部を見ていくことが求められている。それを、病院をあげてやれているというのは誇れること。たくさんの人が応募して、この制度がさらに発展することを願います」とあいさつしました。
また、認定者それぞれにオリジナルのスクラブ(医療用白衣)と認定バッヂも贈られました。

黒木嘉人病院長は「教育制度の効果が院内を活性化し、実際に新たな人材確保につながっています。里山ナース認定制度がいよいよ実を結んできたのでは」と話していました。

またこの日は、病院全体の目標や各部署ごとの目標の発表もありました。昨年度の目標達成率などをあげて振り返りを行い、現状の把握や部署を取り巻く環境の分析をしたうえで部署ごとにテーマを決定。「経営」「医療」「組織」といった項目ごとにそれぞれ目標を設定し、具体的に取り組む内容についても発表しました。

黒木病院長は「今回からSWОT分析を入れながら、具体的に自分たちのあるべき姿を、本当によく見て目標設定をされてみえました。それぞれの部署でよく分析されており、目標に向かって力を合わせて頑張っていきたい。経営改善をして働きやすくし、地域の人たちが安心できる病院づくりを推し進めたい」と話しました。

里山ナース院内認定制度授与式集合写真

里山ナース

 

里山ナース院内認定制度授与式の様子

里山ナース

 

里山ナース院内認定制度授与式の様子

里山ナース

里山ナース院内認定制度授与式の様子

里山ナース

里山ナース院内認定制度授与式の様子

里山ナース院内認定制度授与式の様子