6月1日(水曜日)古川町黒内地内
古川西小3年生40人が古川町の黒内果樹園でりんごの「摘果作業」を体験しました。これは飛騨市を代表する農産物の一つ「飛騨りんご」の栽培から収穫までを1年間にわたって体験することで、りんごについて学び、農家の大変さや喜びを知るものです。
この日講師を務めたのは同園組合長の天木政彦さんで、摘果作業の話を聞いた後、児童たちは5班に分かれて作業を進めました。
最初に天木さんが「りんごは1か所から5個の実がなります。どれもまだ小さいですが、特に大きい実を1個だけ選んで残りは取ってください」「取る時は引っ張ると枝が折れてしまうので気を付けてください」などと摘果作業のコツを教えた後、脚立の使い方などを説明しました。
この後児童たちは割り当てられた木に自分たちで作った看板を取り付け、作業に入りました。しかし、実際は大きい実がどれか分からないこともあり、天木さんやスタッフのお姉さんに尋ね「そういう時は形のいい方を残してください」と教えてもらっていました。脚立に乗る時は皆で協力して脚立を支え、倒れないように気を付けていました。
児童たちは約1時間にわたって作業を体験し「どんなりんごができるか楽しみ」「真っ赤で大きく、甘いりんごになってほしいな」などと笑顔を見せていました。二村華夢さんは「大きさで迷ったり、取りにくくて苦労することがありました。特に上の方の実は脚立に乗るので取りにくく気を付けないといけないと思いました」と話していました。
作業を終えた後は質問コーナーがあり「このりんごは大きくなったら何色になりますか」などと尋ねていました。天木さんは「摘果した実を割ったりしてよく観察していて偉いと思いました」と話していました。最後は児童を代表してりんご実行委員の石田ももこさんが「みんな助け合って作業できてよかったと思います」とあいさつしました。
この体験学習では自分だけのオリジナルリンゴを作るため、9月に文字や絵を描いたシール張りを行い、10月には収穫を楽しむ予定です。