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都竹市長が課題の発見や解決の手順など吉城高生に講義

印刷用ページを表示する掲載日:2022年6月27日更新

6月27日(月曜日)吉城高校

吉城高校のカリキュラムである「総合的な探究の時間」で取り組む「地域プロジェクト学習」の一環で、同校の2年生94人を対象に都竹市長が「地域課題解決とは何か~飛騨市の実践から~」と題したワークショップを行いました。
「総合的な探究の時間」とは、自分の生き方やあり方と密接につながるような課題を自ら発見し、解決に導くような学びを行う授業。「魅力発見」「課題発見」「解決案提案」「解決案実行」の4段階に分け、1年間をかけて探究を行うものです。今回は、今後取り組みを始める第2ステップの「課題発見」に必要となる学びを行いました。

都竹市長は、生徒に対して事前に課していた質問についてふれ、「街灯や道路、カーブミラーなどの町の設備が少ない」「コンビニや映画館、飲食店などの店が少ない」「バスや列車が少ない」などの意見が多かったことを報告しました。これらに共通する問題が「人口減少」だとする一方、データを示しながら「今後100年にわたって人口が増加する局面は見られないだろう」と指摘。「人口減少を前提条件として、課題解決について考えていく必要がある」と強調しました。
また、理想と現実の間にある「ギャップ」が課題であり、この課題を解決することで理想の社会に近づけることができると話しました。課題は、暮らしの中での不満や困りごととなって現れてくるため、地域の人に不満や困りごとを聞いて丁寧に調べていくことが、課題発見につながると説明。具体例として「買い物弱者対策」をあげ、市が実際に行っている「移動販売の支援」「サロン型買い物支援」などの施策を紹介しました。

現場で起こっている困りごとや不具合について「現状をしっかり見て人に話を聞き、徹底的に調べること」や「なぜ困りごとが生じているか、なぜ理想を実現できないのかを調べること」の大切さを強調。課題解決の手順として「現実を直視する」「それに対する理想の姿をイメージする」「現実と理想の間にギャップが生じている原因を探究・分析する」「解決、克服する方法を考える」「実際に実行する」「結果を評価し、改善する」ことを示しました。

講義を受けた吉村蒼空さんは「理想ばかり追うのでなく、現実を踏まえてどうすべきかを考えることが大切だと分かりました。市のファンクラブなどの取り組みは知らなかったですが、すごいと思いました。私も何かできたら」と感想を話していました。

今後は生徒自身が課題を設定し、一般の人への聞き取り調査などを実践しながら解決策を模索するなどの学びを行います。夏休み期間中にも都竹市長のワークショップが行われる予定。成果は、来年2月に行われる「YCK報告会」で発表する予定

吉城高校での市長講義の様子(1)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(2)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(3)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(4)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(5)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(6)

吉城高校での市長講義の様子

吉城高校での市長講義の様子(7)

吉城高校での市長講義の様子